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白龍印の宅急便?

じとーっと白龍inパルーニャを眺める。

「それなに?」

「ん?白龍ちゃん。」

「見りゃ分かる、いやそうで無く。

何でそんな凄い神獣が居るんだよ。」

「おとどけもの?」

パルーニャの奴は、白龍に驚く俺様に淡々と対応してくる。

届け物?って何だ?

と思っていると、白龍はその頭を下げて背中の袋を俺に差し出した。

「俺に?」

おっかなびっくり受け取る。

つーか小さな姿の白龍、可愛すぎる件。

マジもふりてぇ。

気を取り直して袋を眺める。

「こりゃ、空間魔法系のアイテム袋か?」

「おっ!気付けたね。

袋の中身は結構大きいから、まだ開けないで頂戴、さっ屋上に行くよ。」

返事も聞かずに手を掴まれ転移。

砦の屋上に出て居た。

流石にね、元々魔法関連は有能でしたから。

俺様も空間魔法関連多少は出来るし。

何よりここ連日の訓練で、魔力や魔法の認識索敵能力向上したのか、見ただけで多少は判別出来るようになった。

うん、パルーニャは俺が自慢するのを寸止めするプロだ、くっそ!

もっと褒めていいのよ?

とか言ったら、すっげえ小馬鹿にする感じにハッ!て鼻で笑うから言わないけどね!

「あんたさぁ、またメンドくさい事考えてるでしょ?

それよりその袋開けなさい。」

ナゼバレタ?

「るせぇ!ちょっと待ってろよ。」

慌てて袋を開ける。

ボフン!

と袋が消え、中から盆栽みたいな小さな木が出てくる。

パルーニャの神気と白龍の神気。

それが有って尚燐光を纏うような神気が迸るのか俺にすら分かった。

「何この神気まみれの盆栽?」

スパーン!とはたかれた。

「盆栽ちゃうわ!

世界樹の子供達(イグラシュアルチルドレン)や!」

「な、なんだってぇーーー?!」

と、一通りボケた後。

「株分け?」

「そうとも言う。」

何でもこの世界の世界樹は、地上には無い。

何故なら目に付く場所に置くと、倒そうとしたり悪用する愚か者達が必ず現れるからだ。

故に、地上に置かれるのは世界樹の子供達。

本体には多少能力が劣るが、地上で機能する程度には有能なものを、株分け枝分けされ。

簡易神域を作り、魂の汚染を防ぎ。

更に自動的に結界強化に繋がる。

白龍は、世界樹本体に住み着いており。

株分けされた時に、気まぐれ降臨したり。

運ぶのを手伝ったりするそうな。

微笑ま!

「この砦は迷いの森が近いから、精霊の力とかも強いし。

育てる環境としては最高だと思わない?」

「確かに。」

「あ、あとこれおまけ。

カカオの木の苗よ。

数本有るから上げるわ。

コレは中庭で育てましょ?」

うん、正直世界樹よりカカオに超反応。

仕方ないでしょ?

チョコレート大好きだもの。

「チョコレート!

チョコレートが食える、だと⁈

ヒャッハー!」


やはり、シャアはチョロいなぁ。

とかパルーニャに思われたのは秘密だよ。


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