ちはやぶる(あるひとつのお伽噺)
ちはやぶる神なる聲もかへりみず
この身ひとつはきみの手の中
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公式企画「俳人・歌人になろう!2023」参加作品です。
▼小説家になろう 公式企画サイト
https://syosetu.com/event/haikutanka2023/
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ちはやぶる……(ここでは)“神”にかかる枕詞。
枕詞なので訳しませんが、成り立ちとしては荒々しい神の霊威を賛美する言葉、また古代人が雷を神威の現れと考えていたことから、神・雷・その烈しさ荒々しさなどが自ずと連想されるかと思います。
神の言葉も雷の音さえもかえりみず……、といった恋の歌です。
ばーでーんさま(自然科学で短歌をつくられています:下部にリンクあり)が、“ちはやふる”で歌を考えたけど浮かばなかったと仰っていたお話から、では私のほうで詠んでみようかなとできたものです。
返歌や関連する歌にできずに申し訳ないです;やはり恋の歌になってしまいました。
というか、連載中の自作に引っ張られてしまいました(もちろんそちらは未読の方にも本短歌のみお読みいただけます!)。
ご覧いただき、ありがとうございました。