表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
同じ塾で隣の席の女の子が可愛い。  作者: raitiiii
中2の3学期
88/133

第88話 男友達に問い詰められました。

「陸、面貸しな」


「……は?」


 俺は話しかけてきたユウマを見る。


 後ろには重々しい雰囲気を醸し出しているツバサとチアキがいた。


 な、なんだなんだ?


「えっと……どこかに行くの?」


「おう。 ここだと話しづらいからな」


 学校の教室だと話しづらいことなのか。 


「まぁ別にいいけど、昼休み後の授業は移動教室だから、早めにしてくれよ」


「おう。 んじゃあ、全員行くか」


 俺はユウマ達について行く。


 連れてこられた場所は人通りが少ない、校舎の裏だった。


 え、なんでこんな人が通らなさそうなところに連れてこられたの?


 そんなに重要な話なの? それとも、ここで怖い人達が出てきてボコボコにされたりするんだろうか?


 俺は不安な気持ちになる。


 いつものこいつらなら別にここに連れてこられても怖さを感じないけど、三人とも無言でずっと重々しい雰囲気だしてんだよなぁ。


「ふぅ……この辺でいいか」


「ツバサ。 周りに人は?」


「いないぞ。 ここにはオレ達だけだ」


「りょーかい」


「なら、遠慮なく話ができるな」


 ツバサが走って辺りを見渡して確認した後、チアキとユウマに報告する。


 おいおい……ここまで警戒するほどの話なのか? 一体なんなんだ……?


 俺はゴクリと喉を鳴らす。 冷や汗はツゥーと俺の頬を流れた。


「それじゃあ聞くぞ陸」


「…………おう」


 ユウマの問い掛けに俺は謎の覚悟を決める。 ええい! とりあえずかかってこいや!


 そんな俺の思いとは別に、ユウマはなかなか口を開かない。


 この場に沈黙がおりる。 吹いている風が俺の髪を揺らした。


「…………おい。 ツバサがやっぱり聞けよ」


「はぁ!? お前が聞くって言ったんだろ? 土壇場になってビビッてんじゃねーよ!」


「はい。 俺はビビりです。 なので、ツバサさんお願いします」


「お、お前ぇ……」


 ツバサが怒り心頭でユウマの胸ぐらを掴む。


 ユウマはイヤイヤとずっと首を横に振っていた。


 それも見てチアキが2人を宥めている。


 な、なんだこのカオスな状況? 意味が分からないんだが?


 俺がポカーンと口を開いて3人を見ていると、それに気づいた3人が落ち着き、咳払いをする。


 そして、ユウマがなにか覚悟を決めた顔をしながら俺にあることを聞いてきた。


「あー……陸。 松田とはその……恋人関係になれたのか?」


 それを聞いて、俺はユウマ達にまだ報告していないことを思い出した。


 デートから帰ったら速攻で寝たし、次の日は幸せ過ぎて連絡するっていう考えがなかった。


 確かに3人からしたら、告白する日が分かっているから、結果が気になるところだろう。


 あんなに相談に乗ってもらったのに、すぐに報告しなかったことを俺は反省した。


「うん。 おかげさまで鈴とは恋人関係になれたよ」


 俺が微笑みながら伝えると、3人は顔を見合わせた後、満面の笑みを浮かべながら俺に抱き着いてきた。


 ちょ。ちょっと重い重い!!


「お前早くそれ言えよーーー!」


「こっちは気が気じゃなかったっうーの!」


「本当に心配したんだからね!」


 俺は抱き着いてきた3人を思いっきり抱きしめる。


 最高な友人達にはただただ感謝の気持ちしかなかった。


「お前らのおかげだよ。 ありがとね」


 俺は3人にお礼を言う。


 こいつらは最高だと思うと同時に、こいつらが彼女を作る時は、全力で力を貸そうと思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ