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同じ塾で隣の席の女の子が可愛い。  作者: raitiiii
中2の2学期
60/133

第60話 クリスマスイブにデートです。 ①

 今日の日付は12月24日。 時刻は只今、お昼の15時頃だ。


 俺は何回も何回もスマホの画面を見るが、スマホに表示されている日付は変わらない。


「…………まさか、クリスマスイブにデートできるなんて思っていなかったな」


 俺は独り言を呟きながら、周りを見る。


 周りはクリスマスイブだから、多くのカップルで賑わっていた。


 まさか、俺もこの集団の一員になる日がくるなんてな。


 女友達がいなかった1年前からは考えられないよ。


 俺は両手を擦り合わせながらそんなことを思う。


 ここ最近ずっとしていた右手の包帯とテーピングの感触はなくなっていた。


「陸くん! おまたせ!」


 俺がソワソワしながら集合場所で待っていると、後ろから鈴の元気な声が聞こえた。


 俺は後ろを振り返る。


 そこには可愛い私服を見事に着こなした鈴が立っていた。


 …………夏にデートした時の服装も可愛かったけど、冬の服装も可愛いな。 とっても似合っている。


「別に待ってないよ。 俺も今来たところだから」


「なら、良かった~!」


 鈴はほっと胸を撫で下ろす。


 今日の鈴の服装はクリスマスイブを意識したからか、白が基調になっていた。


 白のニットにふんわりとしたロングスカート。


 マフラーやカバンも服装に合っていて、見ていて雪を連想させるぐらい綺麗だ。


「鈴の服装いいね。 可愛い」


「え、そう?……えへへっ、ありがとうっ!」


 俺が鈴にそう言うと、鈴は少し照れながらはにかむ。 う~ん……可愛い!


「それじゃあ、行こっか」


「うん」


 俺は鈴について歩いていく。


 ———————————デートに誘われたあの日、俺は勢いに押される形でこのデートにOKを出した。


 そこからの鈴は早かった。


 あの日の夜にはデートプランを直ぐに出してくれたし、時刻や集合場所も直ぐに決めてくれた。


 俺はあまりの手際の良さに驚くばかりで、全部鈴に任せてしまった。


「まずは夏にできなかったショッピングからしようか!」


「分かった!」


 俺と鈴は県の中心部にある商店街付近を歩く。


 ここには色々なショッピングモールがあるし、複合エンターテインメント施設などもある。


 普段はこっちの方にはあまり来ないんだけど、鈴の強い希望により、今日はこの辺りを散策することになっていた。


「とりあえず、あそこのショッピングモール入ろうか!」


「オーケー」


 俺と鈴はショッピングモールに入る。


 クリスマスイブだからか、家族連れやカップルがいつもより多かった。


「うわっ! クリスマスモード一色だねぇ」


「そうだね」


 ショッピングモールの中にはサンタのコスプレをしている人がいて、ツリーや飾りが惜しげもなく展示されていた。


「ああいうの見てたらさ、テンション上がらない?」


「上がる上がる! 多分、この気持ちは当分なくならないと思うんだ」


「あはは! その意見に私も賛成だよ!」


 俺達はエスカレーターに乗って、ドンドン上に上がっていく。


 とりあえず上に向かっているけど、最初はどこに行くんだろ?


「あ、ここだよここ! 今日はまずここに来たかったの!」


 エスカレーターから降りると、鈴は御目当てのお店を見つけて指をさした。


 俺は鈴の指先を追う。


 そこにあったお店は男女の服を扱っている、普段の俺なら近づかないであろうお洒落な服屋さんだった。

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