第41話 二学期が始まりました。 すぐに体育祭です。
「おーす久しぶり! お前無茶苦茶焼けたな」
「うーす。 あんたも人のこと言えないじゃない」
「ははっ確かにそうだな。 で、お前夏休みはどう過ごしてたんだよ?」
「別に普通よ普通」
「ほーん。 その普通ってのはどんなのだよ?」
「彼氏と夏休みの間に2回別れて、2回復縁したぐらいよ」
「いや、それ普通じゃねーだろ!?」
約1ヶ月半ぶりの教室には、夏休み前とは言動が違う感じの人はいるけど、みんな元気そうに登校していた。
日焼けにより肌が黒くなった人、服装が少しチャラくなった人、眼鏡かけて黒髪で真面目ちゃんだった女の子が、コンタクトになって美少女になっていたりと、大なり小なりのインパクトを残している。
……いや、みんな個性凄いな。
「なんか俺達も個性爆発させれば良かったな」
「例えば?」
「眉毛を細くして金髪にする」
「そんなの生徒指導室に直行だよ」
「だよなぁ。 ツバサならどんなのが思いつく?」
「俺が女子の制服を着て登校する」
「個性爆発しすぎじゃね!?」
「なら、ボクはムキムキになって一人称がワシになる」
「なんか嫌だよそれ! そのままの可愛らしいチアキでいて!」
「俺は…………神になる!!」
「思いつかなかったからって適当なこと言ってねぇか陸ぅ!!」
俺達はそんな馬鹿な話をしながら、先生を待つ。
始業式はさっき終わったから、あとはHRをして部活に出るだけだ。
「はいはい。 遅くなってごめんね。 じゃあ、HR始めようか」
チャイムが鳴ると担任の先生が出席表を持って現れる。
それを見て、みんな自分の席へと座るのだった。
「うんうん。 みんな夏休みを存分に楽しんだみたいだね。 怪我無くみんながこの場にいて先生はとても嬉しいです」
そんなことを笑顔で言いながら、先生は黒板になにか文章を書いていく。
なになに……『体育祭 出場種目』?
「さて、今日から二学期に入ったわけだけど、すぐに体育祭がうちの学校ではあります。
早いけど、今週から行進の練習やソーラン節の練習が始まるよ。
それと並行して、競技の練習も始まっていきます。
とりあえず、今日はみんななんの種目に出たいか聞いて、出る種目だけ決めていこうと思います」
先生は黒板に種目を書いた後、みんなの方を向いてそう宣言する。
なになに……男女混合リレー、400mリレー、1600mリレー、借り物競走、騎馬戦、パン食い競争etc……
結構種目あるな。
「まずは男女混合リレーに出たい人から聞いていくぞー。 出たい奴は手を上げてくれ。 他の人からの推薦でもいいぞ」
先生といつの間にか前に出ていた学級委員長達が指揮を執って進めていく。
俺は阿部さんやユウマたちからの推薦があって、1600mリレーのアンカーをすることになった。
どうやらうちのクラスは走る系の種目には、とりあえず陸上部を入れるようだ。
ツバサとチアキの短距離組は男女混合リレー、ユウマと俺の長距離組は1600mリレーに出場予定だ。
他には俺はパン食い競争に出る予定だ。
実はここでクラス1の巨体を誇る男の子と、白熱したジャンケンを繰り広げた。
最終的には6回あいこが続き、7回目に俺がグーを出して勝ちをもぎ取った。
その時、以上な程の熱気がクラス中を渦巻き、あとから聞いた話では3組の方までその声が届いていたとのことだった。
そんなHRを過ごした後、俺は部活へと参加するのだった。
……体育祭頑張って鈴に良いところ見せるぞ!!




