表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
同じ塾で隣の席の女の子が可愛い。  作者: raitiiii
中2の1学期
16/133

第16話 夏と期末テストが近づいてきました。

 制服が夏服に変わり、少しずつ夏を感じるようになった今日頃ごろ。


 早くも期末テストが近づいてきた。 期末テストまで残り3週間。


 塾内の雰囲気も少しずつ、テストに向けた緊張感が漂うようになっていた。


「もうテストまで3週間だよ春名くん。 まだ3週間あるとはいえ、早く感じない?」


「早いよ早い。 しかも期末テストが終わるとすぐに夏休みだよ。 中2の夏が始まっちゃうんだよ?」


「うわー! 夏休みは早く来てほしいけど、その前に期末テストがあるの嫌すぎるー!」


「本当だよ。 でもここで乗り越えたら待望の夏休みだから頑張ろうよ」


「うぅ……プールに祭りにキャンプが私を待っている。 頑張れぇ……頑張るんだぞ私!」


「その意気だよ松田さん」


 塾の授業が始める数分前、俺は席に着いて隣の松田さんと雑談をしていた。


 勿論話題は近づいてきている期末テストと、その後に控えている学生には嬉しい夏休みについて。


 どうやら松田さんはプールに祭り、キャンプを楽しみにしているみたいだ。


 俺は去年の夏休みなにしてたかな?


 確か……ユウマたちとプールや祭りに行ったなぁ。


 後は家族と釣りをしたっけ。


 あ、去年は俺の好きなゲームシリーズの最新作が発売されて、3日ぐらい家から出ずにずっとゲームしてた時期もあったな。


 あの夏休みがもうほぼ1年前のことで、新しい夏休みが来ようとしているのか。


 なんか時が流れるのが早いな。


 社会人になったら時間が過ぎるのが早いって聞いたことがあるけど、中2でもうその域に達していたら大人になったらもっと凄そうだ。


 ……やばい。 ずっと学生したくなってきた。


「ねえねえ。 春名くんは夏休みなにか予定があるの?」


 俺が少しブルーな気持ちになっていると、松田さんが夏休みの予定について聞いてくる。


 そうだなぁ……。


「多分ユウマたちと祭りには行くと思う。 後は部活の大会があるぐらいかな? それ以外はユウマたちとなにかして遊んだり部活したりしていると思う」


「へぇ~そうなんだ。 プールとか海はいかないの?」


「プールとか海か……」


 プールには実は良い思い出がないんだよな。


 去年、部活をサボってユウマたちとこっそりプールに行ったんだけど、次の日には顧問や先輩にそれがバレてた。


 どうやら予定を決めていたところを同級生が聞いていて、それを顧問や先輩の前で思わず言ってしまったらしい。


 そのせいで顧問から怒られて怒りの鬼メニューをさせられるし、先輩たちには冷めた目で見られたりした。


 そんなことがあったから、今年はプールや海には行かないってみんなと決めたんだよな。


「俺は行かないと思う」


「そうなんだ」


 去年あんなことがなかったら行ってたと思うんだけどなぁ。


「でも、プールとか海行かなくても夏はいっぱい楽しめるもんね」


「そうそう。 遊べるところとかはいっぱいあるからね」


「私たちも夏休み予定が合ったら一緒に遊ぼうね」


「遊ぼうねぇ……え」


 松田さんが遊びに誘ってくれている? 夏休みに? え、まじで? 社交辞令じゃない?


「はいはい。 楽しそうにしているところ悪いけど、そろそろ授業を始めるわよ」


 俺がビックリしていると、北山先生が教材と資料を持って現れた。


 時間を見るともう授業が始まる時間だ。


 さっきの話の続きがしたいけど、しょうがないか。


「あ、授業を始める前にこの紙を渡しておくわね。 これ、親御さんにも渡してね」


 北山先生が紙を俺たちに渡してくる。 フムフムなになに……『特別授業兼自習室の使い方について』?


「北山先生これはなんですか?」


「これ? 期末テストも近づいてきているから、テスト対策用の特別授業を今回から行うお知らせよ。 後、自習室を使うときの注意点や使用時間に少し変更点が出たからそれのお知らせ」


「へぇ~そんなことがあるんですね」


「そうなのよ。 特別授業はお金がかかるから、受けるなら親御さんと要相談してね」


「「分かりました」」


「それじゃあ、今日の授業を始めましょうか。 教科書の57ページを開いて————」


 俺たちは教科書を開いて勉強を始める。


 松田さんからの遊びに誘われた件や特別授業が気になるけど、それは授業が終わってから考えることにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ