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空っぽに  作者: ぴ。
4/6

04.屋上にて

 「ハル‼︎」廊下でミドリがハルを呼び止めた。

 顔だけ振り返り、ミドリを待つハル。

 「どした?」

 「どした?じゃないだろ⁉︎何だよさっきの⁈」

 「さっきのって?」

 「ヒカルを誘うってことになっただろ⁉︎」

 あぁ、と言いながらハルは歩き出す。

 「友達だって言うからさ、誘った方がいいかと思って」

 「俺に一言あってもよかったんじゃないの⁉︎」

 ハルは立ち止まりミドリを見る。

 「何だよ?」

 「……いや、何でもない。ごめんな」ハルはまた歩き出す。

 ミドリは眉間にシワを寄せてついて行く。

 ハルは屋上へと出た。ミドリも訝しみながらも屋上へ出た。

 「何でアイツがいるんだ?」

 2人が屋上に出るとアズサが柵にもたれ掛かっていた。

 ハルはミドリの問いかけには構わずにアズサのもとへ歩いた。

 「昼は食べたの?」

 アズサは空を見上げたまま軽く頷いた。

 ハルも柵にもたれ掛かり空を見上げた。

 ミドリも仕方なくもたれ掛かる。

 しばらく3人はそのまま喋らずに佇んでいた。

 そこへ、扉を勢いよく開けヒカルが屋上へ出て来た。アズサとハルを見た後にミドリを睨むとつんとした表情でアズサの横まで来て柵にもたれ掛かる。ミドリだけが困惑した表情で他の3人を見ていた。

 「……どういう状況?」ミドリが独り言ちる。

 


 

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