表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなたを救うために。  作者: しーあ
1/1

あなたを救うために。

目が覚めると、わたしはベッドにいた。

普段敷くことのないシーツ、少し硬いマットと枕。微かな消毒液の匂い。それらで私は病院にいることを確信した。


わたしの傍らにはスーツを着た男の人が2人立っていた。どちらもわたしの父親ではない。2人のスーツはてろてろしていて安っぽかった。父はオーダーメイドの高級ブランドのスーツしか着なかった。2人がわたしに向かって何か口を動かしている。言葉として聞こえない。いや、言葉として耳から入ってきているが脳が言葉だと認めていない。きっと久々に意識がもどったからだろう。耳が機能していない。2人のうち1人がわたしに向かって手帳を見せた。金色のありきたりな模様。警察手帳だった。一気に血の巡りが速くなった。そのおかげで耳は急激に機能しはじめた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ