隣町のウリスタン
「ねぇ!起きてってば!」
朝から家に響く女の子の声
「んん...ムニャムニャ」
「こら起きろーーー!!」
バシッ!
「痛たたた...叩くのはないでしょ」
「コウが起きないからですぅ!」
アーネルはアハハと笑っている
「今日は村長さんに呼ばれてるでしょ!」
「そうだっけ~?」
最近物忘れが激しい
「外でまってるから着替えたら
出てきてね♪」
アーネルは同じ家に住んでいる
小さい時森で傷だらけで倒れてるのを
助けてからずっと一緒だ
僕は兜、鎧、剣、盾を装備し
急いで外に出た
「さっ♪早くいきましょ♪」
村長さんの家はこの村の端だ
村長だからほんの少しだけ皆より
家が大きいがそんなに変わらない
村長さんの家に着いて中に入ると
村長さんが中で手紙を書いていた
「おお!まっておったよコウ」
「おはようございます」
「おはようございます♪村長さん」
「アーネルも相変わらず可愛いの~」
「村長さんったら!」
アーネルは苦笑いしている
「それはさておき、この手紙を
隣町のウリスタンの町長さんに
届けてくれ」
少し北にウリスタンという
小さな町がある
魚が名物の海と隣接してる町だ
ちなみにこの村はオルガという
「コウ!早速いきましょ!」
僕達は早速村を出た
この世界にはモンスターが存在する
町や村には居ないが
山道や草原なとでうようよしてる
僕はモンスターを警戒しながら
ウリスタンに到着した
「よぉ!コウじゃないか」
「コウ!久しぶりだなぁ」
「あらコウちゃんじゃない」
さすがに隣町という事もあって
小さい頃から通っていたので
名前を覚えられている
「あの、町長さんはどちらに」
「あら~もう忘れちゃったの?」