表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/43

☆地獄の日々・初日の朝★


 イチゴにとって地獄の日々が始まろうとしていた。

それはイチゴの大キライな子猫との生活。そして事件は初日の朝から発生した。


 目を覚ますイチゴ。 自分専用のベットが狭く感じた。

 ※ベット=ただの楕円形のプラスチックで造られているカゴ。それに毛布を敷いてあるだけのもの。


寝ぼけているのでまだ周りがよく見えていないので何故狭く感じるか分からないイチゴ。


 …………………しばらくしてようやく周りが見えるようになり。


『ギャァー』

物凄い悲鳴をあげるイチゴ。

※大悟にしか聞こえない悲鳴。普通の人には『にャァー』です。


その悲鳴にびっくりして跳び起きる大悟。

『何!?!?!?』

慌てて周りを見渡した大悟。しかし、大悟の視界にイチゴの姿はなかった。


それもそのはず。大悟の寝ている場所は2段ベットと同じ高さの位置にあるベットで、そのベットの真下に勉強机とイチゴのベットが置いてある。そのせいでイチゴのベットは見えないからだ。


『イチゴ?』

大悟はベットから落ちないように下を覗き込んだ。


しかしイチゴの姿は見えない。そのかわりに昨夜預かった、ノラがスヤスヤと眠っている姿があった。


『イチゴ?どこぉ?』

イチゴは目を覚まして、自分が大キライな子猫のノラが横で一緒に寝ていたのにビックリして悲鳴をあげたのだった。

そしてイチゴ自身は衝撃のあまり1階へと直行していた。


大悟はある程度のできごとの予想がつき、自分の部屋のいたるところを探した。

イチゴが1階に直行しているのには気がつかないまま、かくれていそうな場所を。



こうしてイチゴの地獄の日々が始まったのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ