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倫理学:女王様の特別講義~眞栄田豪姫の灼熱講話録  作者: 和子


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21限目 世界寄席〈ワールド・クエスト〉の真打(5)


第二十回 真打の真価

 万雷の拍手が、湯本演芸場の木造の壁を震わせていた。


 高座の上で深々と頭を下げた務諾威笑来(むだくい わらく)が、スッと軽やかに立ち上がる。その動作一つにさえ、長年鍛え上げられた「オネエ落語家」の艶やかさと、真打としての風格が滲んでいた。

着物の裾を(さば)き、拍手の渦に背を向けて袖へと下がっていくその姿を、観客たちは魔法が解けゆくのを惜しむような目で見送った。


 特筆すべきは、この古色蒼然とした演芸場に導入されている最新鋭のシステムだ。

 舞台の両脇、そして空間を横断するように浮かび上がる大型AR(拡張現実)ディスプレイには、笑来(わらく)が放った一言一句がリアルタイムで翻訳・表示されていた。


 ただ今の演目、「映えの騙し愛」。

 そのタイトルと含意が、画面上で鮮やかに多言語へと変換されている。


「Lovers deceive by using fake appearance」

「恋人利用虚假外表欺骗彼此」

「Les amoureux trompent en utilisant une apparence trompeuse」

「Los amantes hombres y mujeres engañan usando apariencias falsas」


 多国籍な学生たちが「Certainly true!...」「那当然!」と感心した表情で画面を見上げる中、客席の最前列付近で一人、眼鏡の奥の目を鋭く光らせている男がいた。

 国際文化学科1年、堂島剛。彼女ナシ歴を更新し続ける、筋金入りの落語オタクである。


「……フッ、なるほど。そうきましたか」


 堂島は鼻を鳴らし、腕組みをした。

 彼には分かっていた。 現代のSNSでの見栄(みえ)や「AI加工」をテーマにしたこの新作落語の骨格が、古典落語の名作中の名作、『()()()(いくよもち)』を精巧になぞっていることを。


 純真な男が、高嶺の花の花魁(おいらん)に恋い焦がれ、身分を偽って会いに行く。だが、笑来の手にかかれば、それは単なる「パクリ」などという安い言葉では片付けられない。落語に登場する女性を七色に演じ分ける笑来の超絶技巧があってこそ成立する、現代女性の「本音と色艶(いろつや)」の鮮やかな()()()(リストラクチャリング)なのだ。


 笑来が演じる男は、嘘で塗り固めて、その場の勢いで乗り切ろうとするが、バレてしまうと案外しおらしく情けなく観念してしまう。

 対して、笑来が演じる女は、恋に流されているように見えて、その実、恐ろしいほど現実的だ。一瞬の隙に計算を巡らせ、したたかに、しかし優雅に知恵を働かせて事態を収拾していく。


「これだよ……。男は右往左往している時、女は常にその一枚上手をゆく。この構図こそが真理なんだ」


 堂島は、自身の寂しい()()()()(というか未経験)を棚に上げ、深く深く頷いた。


 そして、本ネタに入った瞬間に見せる、あの鮮やかな「女」への変貌。

 マクラのときまで「オネエ系の楽しいおじさん」として客席を沸かせていた男が、首の角度をわずかに傾けただけで、不倫の恋に身を焦がし戸惑う中年女性の憂いを(まと)う。


 かと思えば、次の瞬間には一変し、瞳に光を宿したキラキラ輝く女性インフルエンサーへと早変わりしてみせるのだ。ひと目で恋に落ちる純真さを演じつつも、その裏で(したた)かに、そして鮮やかに知恵を巡らせる――。そんな現代的な女の子のリアリティをも、笑来はたった扇子一本で描き出していた。


 客が「くるぞ」と身構える暇もなく、ここぞというタイミングで笑いの急所を的確に、深く、鋭く突いてくる。ARディスプレイに表示される翻訳のスピードさえも、笑来のテンポに必死に食らいついているかのようだった。


 その芸風は、まさに「蝶のように舞い、蜂のように刺す」。


 優雅な身のこなしで翻弄し、一撃で相手を仕留めるその様は、高座という名のリングに君臨する世界的格闘家のそれであった。



第二十一回 仙境の老師

 務諾威笑来が撒いた華やかな残り香が漂う高座に、次なる演者が姿を現した。

 正確に言えば、彼はプロの落語家ではない。しかし、その足取りと纏う空気の重みは、並の真打を凌駕するほどの「筋金入り」であった。


 箱根外語大学の重鎮、比較文化学科教授・()()()()(うらべ・あけもと)。

 東洋思想史の大家であり、かつては落語サークル「早雲会」を主宰して学生たちと落語の楽しさを共にした男だ。体力の衰えを理由に、運営を鎌勝大樹(かまがちだいき)教授に託し、落語研究会への昇格を見届けて顧問を退いたが、彼こそがこの大学における「落語の種」を蒔いた張本人である。


 浦部の研究は東洋思想の深淵に触れるものだが、その傍らで(つちか)った古典落語の造詣と技量は、もはや名人の域に近い。過去、本職の落語家に混じって寄席に出演した際には、その枯れた味わいと緻密な構成にプロが舌を巻き、「師匠」と称賛された逸話は枚挙に暇がない。


「おや、浦部先生だ」


 客席の学生たちが色めき立つ。

 飄々(ひょうひょう)とした風貌の浦部は、講義中であろうとなかろうと、学内でふと目に止まった学生に気さくに声をかける。その姿はどこか俗世を離れた仙人のようで、いつしか学生たちの間では、彼に話しかけられると「単位が取れる」あるいは「縁起がいい」という都市伝説まで生まれていた。


 出囃子に乗って座布団に座る浦部の顔には、柔和な笑みが浮かんでいる。

 彼がその場で演じられる古典の持ちネタは十本を下らない。だが、この日、彼は舞台裏で鎌勝教授に対し、いたずらっぽく目を細めてこう告げていた。


鎌勝(かまがち)君、今日演るのは初のお披露目だよ。……なに、お祝いだからね」


 まさかの自作による新作落語。

 東洋思想の碩学が、その知性とユーモアを総動員して書き下ろした一席が今、湯本演芸場のARディスプレイを鮮やかに塗り替えようとしていた。



第二十二回 獄中の法

 賑やかなお囃子がピタリと止み、湯本演芸場の静寂が深まる。高座に座った浦部朱元教授は、皺の刻まれた顔をさらに綻ばせ、ニコニコと客席を見渡した。


「諸君、浦部教授の落語が聴けるとは、一生の不覚……いや、一生の幸運だよ」


 通路側の席で堂島剛が、前にいるの古葉玲央や江藤裕也に向かって、さも「俺は知っていた」と言わんばかりの得意顔で囁く。周囲の学生たちも、キャンパスで見かける「縁起のいいお爺ちゃん先生」の変貌ぶりに、息を呑んで注目した。


 浦部(うらべ)がゆっくりと口を開く。その声は枯れているが、不思議と演芸場の隅々まで染み渡るような響きを持っていた。


「ええ……。時代は紀元前の中国戦国末期、場所は秦の国。天下統一を目指す若き王、()(せい)の治世でございます。さて、その秦の牢屋に、えらく物静かな囚人がおりましてね」


 扇子を一本、牢の格子に見立てるように立てる。背後のARディスプレイには、瞬時に「State of Qin(秦)」の文字が浮かび上がった。


「名前を()()(かんぴ)先生。何をしたかって? 悪いことは何もしてません。――頭が良すぎた、それだけでございます」


 客席から小さな笑いが漏れる。浦部は飄々とした口調を崩さず、壮大な東洋思想の物語を「長屋の噂話」のように語り始めた。


「そもそも韓非先生、秦という巨大な帝国を築き上げるための屋台骨、すなわち『法治主義』を()いたお人でございます。それまでの『徳があれば人は従う』なんていう儒教思想とは、まるっきり違う。ルールこそがすべて、信賞必罰こそが国を強くする。

この思想があったからこそ、秦王・嬴政は韓、趙、魏、楚、燕、斉という並み居る強敵を次々と呑み込み、史上初の統一を成し遂げた。このシステムは後に唐へ、そして我らが日本の律令制度の元にまでなった、いわば最強の統治マニュアルでございますな」


 浦部はふっと目を細め、声のトーンを落とした。


若き王・政は、天下統一を夢見て、寝ても覚めても仕事仕事。


 『天下を取るってのは大変だな。友達は減るし、信じる人間も減る』


そこへ現れるのが、宰相・李斯りし


 『王よ、韓非の件でございます』


 『……ああ、あの文章の男か。読んだぞ、あれはすごい』


政、目を輝かせる。


 『人は信用するな、だと?はは、耳が痛い』


李斯、静かに頭を下げます。


 『ゆえにこそ、危険にございます』


 『危険?』


 『韓非は韓の王族。その理論は秦を強くしますが、心は韓にございます』


 政、少し黙る。


 『……証拠は?』


 李斯、にこり。


 『ございません。ですが、疑いが晴れぬ者は、用いるべきではない

  ――これは、韓非自身が書いたものにございます』


 政、苦笑。


 『……なるほど。彼は自分の法で裁かれるのか』


 こうして、なんの罪もない韓非は牢に入れられ、死刑が宣告されました。


 この牢屋を預かる獄吏(ごくり)が一人。

 これがまた、暇でしてね。


 『看守ってのは退屈な商売だ。逃げられちゃ困るが、話し相手もいない』


 ふと見ると、牢の隅に、竹の巻物が山ほど。


 『なんだこりゃ。武器か?……いや、字が書いてある』


 一巻、二巻と読んでいくうちに、獄吏の顔が変わる。


 『……すげぇな、この先生

  ――人は信用するな

  ――徳で治めるな

  ――法で縛れ

  おいおい、これ、秦のやり方そのまんまじゃねえか』


 獄吏、首をかしげる。


 『こんな先生を、なんで牢に入れてるんだ?』



第二十三回 今宵、獄吏が話しかける

「夜更け。月明かりが差し込む牢。獄吏、そっと声をかけます。


 『……韓非先生、起きてますかい』


 『……起きております』

 声が小さい。

 弁論が苦手で、吃音のある先生でございます。


 『先生、あっし、あんたの竹巻を読みましてね』


 『……それは……ご迷惑を……』

 

 『いやいや!これ、すごい学問だ。このまま死なせるのは惜しい』


 獄吏、声を潜め、逃亡を勧めます。

 『先生、逃げませんか?今夜、見張りは甘い。裏門を開けりゃ、馬も用意できる』


 『……なぜ……そこまで……』


 『だって先生、こんな人が死ぬのは、国の損ですぜ』


 しばし沈黙。


 韓非、ゆっくりと口を開きます。


 『……それは……法に……反します……』


 獄吏、ずっこける。


 『え?あんた、死刑になっちまうんですよ?』


 『……法は……万人に……等しく……』


 『いやいや、あっしは"情"の話をしてるんで!』

 書く物はすばらしいが、ちっとめんどくさい先生だなと獄吏は思った」



第二十四回 韓非、法を語る

「韓非、静かに言います。


 『……私が……逃げれば……法は……破れます……法が破れれば……この国は……乱れます……』


 獄吏、だんだん困ってくる。


 『でも先生、このままだと毒を(たまわ)るんですよ?』


 『……それも……法の……結果です……』


 『先生、生きて書くって道もあるじゃないですか!』


韓非、少し微笑みます。


 『……法は……書いた者を……守らぬ……だからこそ……法です……』


獄吏、頭をかきます。


 『先生、あんた、自分の学問に殺されてるんですよ?』


 『……はい……』


 『……それでも?』


 『……それでも……です……』


 『参ったなぁ……こんなに頑固な人、初めてだ』


 獄吏はため息をつきます」



第二十五回 政、獄を訪れる

「ある夜。政は、変装して牢を訪れます。


 『……韓非。お前の書を読んだ』


 『……恐れ……入ります……』


 『どうして、こんな国を作る理論を書いた。お前は、韓の人間だろう』


韓非、しばらく考えます。


 『……国は……守るもの……人は……信用できません……』


政、ため息。


 『俺も、そう思い始めている』


 一瞬、二人の目が合う。


そこへ、李斯、背後からぬっと現れる。


 『王よ、情は剣より危うい』


政、振り返る。


 『李斯……お前は、この男をどうする』


 『法に従います』


 『……逃がしてやるという選択は?』


李斯、即答。


 『ございません』


 『なぜだ』


 『法が揺らげば、天下は揺らぎます』


政、黙る」



第二十六回 獄吏、重ねて逃亡を勧める

その夜、獄吏が韓非に囁きます。


 『先生、王も迷ってる。今なら逃げられる』


 『……それは……法に……反します……』


 『だから今なんですよ!』


韓非、首を振る。


 『……私が……逃げれば……法は……私情になります……』


 『先生、あんた、頑固すぎる!』

 獄吏、半泣きとなります」



第二十七回 最後の対話

「翌朝。毒を賜る前に、政がもう一度現れる。


 『……すまなかった』


韓非、微笑む。


 『……王よ……法を……お使いください……私を……例外に……なさらぬよう……』


政、目を伏せる。


 『お前は……俺にとって、最初で最後の"老師(先生)"だったかもしれない』


政が牢を去った後、李斯は、勝ったつもりで来る


 『韓非。お前の理論は、秦に使わせてもらう。ただし、宰相の私の言葉として秦王に告げられる』


韓非、静かに礼。


 『……それは……結構な……ことです……』


 『お前はこれから一生、私の家来となって働くというなら、命を助けてやらんでもない。

  王に命乞いをしてやろうか?』


李斯の声は、静かに響く。勝者の声です」



第二十八回 李斯、問いを投げる

「李斯、ふと思い立ち、尋ねます。


 『しかし、なぜ、お前は逃げなかった?王も迷った。獄吏も逃がそうとした

  逃げて生きて書く道もあったはずだ』


韓非、少し考え、ゆっくり言います。


 『……宰相……あなたは……私の……書を……よく……読んで……おられない……』


李斯、眉をひそめる。


 『何?』


 『……私は……こう……書きました……』


韓非、はっきりと。


 『法は、例外を作った瞬間、徳に堕ちる』


李斯、息を呑む。


 『……それが……何だ』


 『……もし……私が……逃げれば……』


 『……それを……許した……あなたがたは……』


韓非、李斯を見据えます。


 『……私より……先に……法を……裏切る……』


沈黙。李斯、言葉を失う。そして、絞り出すように言います。


 『……お前は……自分が死ぬことで……私を縛るのか……』


 『……はい……』


 『……それが……学問か……』


 『……それが……法家です……』


李斯、後ずさる。

この男は、王を動かし、国を動かし、無数の人を操ってきた

だが今、一人の学者に、理論で負けた。


しばらくして、獄吏が李斯に言います。


 『宰相、勝ったのは……どちらで?』


 李斯、暫く黙ってから答えます。


 ただ一言。

 『……法は、人を殺す。だが理論は、逃げない』と」



第二十九回 政の宣告

「刑は執行された。韓非は毒の杯をあおり、静かにその場に横たわった。

二度と目を覚ますことはなく、韓非の遺体は片付けられた。


政、静かに言います。


 『李斯よ』


 『は、はっ……』


 『朕は、韓非の法を用いる』


李斯、顔を上げる。


 『それは……宰相として……当然に……』


政、続けます。


 『だが、お前の学問は用いぬ』


一瞬、空気が止まる。

政、言葉を選ばず、はっきり言います。


 『李斯。お前は――韓非の書を、一字残らず頭に入れて、宰相の仕事をせよ』


李斯、目を見開く。


 『……それは……』


 『命令だ』


李斯、ふらつきながら叫びます。


 『王よ!それでは私は……私ではなくなる!』


政、冷たく言います。


 『そうだ』


 『それは……斬首刑と同じでは……』


政、頷く。


 『首は切らぬ。すげ替えるだけだ』


その瞬間。李斯、立っていられなくなる。


 『……私は……この先……一行も……自分の言葉を……書けぬ……』


政、見下ろして言います。


 『お前は、生涯――韓非の頭を載せて、俺に仕えるのだ』


李斯、目眩(めまい)がして、その場に崩れ落ちる」



第三十回 万巻の竹、残る

「死んだ韓非子のあとに残ったもの――それは情でも名誉でもなく、

竹巻が一万巻。積めば山、広げりゃ海。読めば――気が遠くなる。


政、竹巻の山を見て、静かに言います。

 『……立派な墓だ』


政は獄吏を呼びます。

 『これより命じる』

 『はっ!』

 『李斯が、韓非子の書を――すべて頭に入れるまで、厳重に見張れ』


獄吏、目を輝かせる。

 『ははっ!』


政、さらりと続けます。

 『サボったら、棒で叩いてもかまわん』


獄吏、胸を張ります。

 『それはもう、学問のためでございますね!』


獄吏、張り切って、どこから出したか分からぬ棒をぶんぶん振り回す。

 『よーし!』


李斯、青ざめる。

 『ま、待て……私は宰相だぞ……!』


 『今は韓非の“弟子”でございます』

獄吏、にっこり」



第三十一回 座敷牢へ

「獄吏、李斯の袖を掴み、ずるずると引きずっていく。

 『さあさあ、李斯宰相!一巻目からですよ!暗記!音読!復唱!頭の中が――』

棒を振り上げて一言。

 『すっかり韓非になるまで、しっかり勉強するんだっ!』

李斯の悲鳴が、廊下に消える。


その様子を見ていた政、ぽつり。


 『法は人を選ばぬ。だが――勉強させる者は、選べるものだな』


これでおしまい。

死んだ者は自由になり、生き残った者は一生、宿題。

まこと、いちばん重い刑は、"全部読め"でございます。

おあとが、よろしいようで。

(出囃子)


ーー続くーー

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