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プロローグ
今更ですが、挿入しておきます…
村の鎮守の神様の 今日はめでたいお祭り日
ドンドンヒャララドンヒャララ
ドンドンヒャララドンヒャララ
朝から聞こえる 笛太鼓
古来より、村には「動物や魔物」、或いは「疫病」などを鎮め、護る目的で「鎮守様」を祀る風習があった。年に数度、祭りを行い、「鎮守様」を祀った。「鎮守様」は神様そのものであり、人々の身近にはいつも神様がおわした。
しかし、時代の流れによって、暮らしが豊かになっていくと、いつしかその風習も忘れ去られ、「鎮守様」の祠やお社も朽ち果ててしまった。そうして人々の日常・身近から神様が去っていった…。
この物語は、古来の日本の「鎮守信仰」に似た風習を持つ、異世界の物語である。