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色々練習シリーズ

駄文しか書けない人が気晴らしに書いてみた。

作者: 冬華。

1発ネタが為に書いた。後悔も反省もしてない。

ぽぽぽぽ~んも混ぜたかったけどそんなキャラじゃなかったorz


少しでも暇つぶしになれば光栄です。

 甲高い声が宿にこだまする…

「いやぁぁああああぁああああああ」

「まったく… ソヨルがいけないんだよ? 言ってくれてれば俺だってこんなことしたくないのに…」

「うそっ! 絶対に嘘なんだから! 言ってもやったもん! 絶対今みたいに笑顔で私のこと(なぶ)るもん!」

(なぶ)るなんて人聞き悪いなぁ… せめて()でると言ってくれよ。」

「へんたい! ろりこん! ばか! へんたい! どえす! こしぎんちゃく! ひも! 」

「ん~… 流石にヒモではないかな~… いや、考えようによってはヒモだろうけど俺はヒモじゃない。うん、きっとそうに違いない。そんなこと言う子にはおしおきが必要だね。もっと入念にやってあげよう♪」

「いやあぁぁあああ もうやめてぇぇぇえええええ」

「ダ メ ♪」




 数十分後、コンコンコン コンコンコンとノックの音が響いた。

「はーい、今開けますね…」

 こんな夜中に非常識じゃないかと文句を言う準備をしながら扉を少し開ける。

「夜分遅くすみません。警邏の者ですが、この部屋で悲鳴を聞いたという通報がありまして来ました。お部屋にあがらせてもらってもよろしいですか? 」

 くそ…警邏相手じゃ文句の1つも言えやしねぇ…

「えぇどうぞ。」

 警棒に銃、魔法の類は多分ないだろうけど魔具は数個所持してやがる…こいつ捕まえる気満々じゃねーか…

「旅のお方でしょうが、一応確認致しますね。この国の入国審査証かギルドの認定証を拝見出来ますか? 」

「ギルドのがこっちです。審査もそれで通ったんで審査証は貰いませんでした。」

「ふむふむ… では…最後の確認で…」

 魔具の準備をしている…? 妙な動きをしたら捕まえるぞっていうアピールか… おぉこわいこわい。

「この国では奴隷制度、又はそれに準じる獣人差別は罪となります。他国からの入国者でも例外はないことはご存知ですよね? 」

「それで…俺が奴隷、又はそれに準じる獣人を飼っていると? 」

「…その疑いがあるとして、本人達を本部に連行するようにとの命令です。」

「拒否するなら? 」

 あ… 今ピクッって動いた… 結構やれる人だなこの人…

「私の裁量で死なない程度にお連れしろと…」

 今手持ちに少ししかないから無理かなー… 全力なら話は別だけど、そんな頑張りたくねぇ!

「了解、了解。何もしませんよっと。武器もそっちに預けた方が良さげですか? あと、あの子は寝かせておきたいんですけど…」

「構いませんよ。武器は…一応、本部の方でチェックされるのでどちらでも良いです。では部下をここに待機させて私達は本部に向かいましょうか。」

「ほいほい。」


 数時間、警邏本部での取調べ。…無限ループって怖いな… 無限すぎて飽きてきたわ…

 Q1.奴隷を所持してることを認めろ

 A1.認めない

 Q2.なら近隣の人が聞いた悲鳴を説明しろ

 A2.治療

 Q3.治療であんなに悲鳴を出すわけがない。実は奴隷をいたぶっていたのだろう

 A3.いいえ ( …こいつ頭湧いてんのか…? ) 

 以下無限ループ

 結局、朝起きて迎えに来たソヨルが弁明するまで無限ループだよ… 精神にくるな…冤罪はこうして生まれるんだね!


「ご迷惑をおかけしました! アマネも浸ってないでお礼言ってよ 」

「そうだな… うちの嫁が皆さんにご迷惑をかけました。」

「よよよよよよめって誰のことよ。というか今回は全部あんたの責任でしょ! 」

「またまた~分かってる癖に~。赤くなっちゃって可愛いぞ~」

「そ れ よ り 全部あんたの責任でしょ! 」

「いいや分かってないなソヨちゃん。ことの発端はソヨちゃんが軟膏を嫌がったところから始まったんだ。だからソヨちゃんのせい! 」

「子供扱いすんな! もっともとを(ただ)せばアマネが仕留めそこなったのが私のところまで来たのが原因でしょ! そこまで戻せばあんたのせいじゃない! 」

「…水掛け論になるからここまでで止めよう… 」


 宿に戻り、荷物をまとめ、旅路の準備を済ませる。保存食は多めに、次の町まではだいたい1週間ほどだけれど何が起こるか分からないからな!

 最後に宿の女将さんに挨拶に行ったがちょっと余所余所しい態度で悲しくなった…



 街が見えなくなって愚痴を吐いたって許されると思うんだ。もう2日間もその話題に触れなかったし。

「ったく酷いよなー。俺の経歴全部洗い出されたし。どんだけ俺のこと犯罪者にしたいんだっつーの!」

「・・・」

「ん… もしかしてまだ怒ってらっしゃる? おーい。ソヨルさーん? ソヨルー … 反応がないただの屍の様だ… 」

「・・・」

「突っ込みすらなしとか… ソヨー、一体どれに怒ってるんだー。荷物持たせてることかー? 軟膏臭いことかー? 俺が捕まったことかー? 嫌がったのに嬉々としてやったことかー? 」

 言ってたらどんどん湧いてきた… あれ? 俺怒られることしかしてない…?

「ソヨ! 助けて、襲われてる。こっち向いて! 」

「アマネ大丈夫なの!? 」

 焦った表情で後ろを振り返ってくれる。あぁ…やっぱりこの子は俺のこと心配してくれてるんだー…流石俺の嫁! もちろん襲われてなどいない。振り向かせたいがゆえの嘘である。

「…もう知らない! 」


「そんなふくれっ面しないでよソヨルー。  ちょ…まっ…速くなってる速くなってるから! 荷物あるからそんな速度無理だから! 」

 徐々に差が開き始めた頃、不意に足に絡まるものを感じた。

「ただの植物如きに俺のソヨルへの想いが止められるものかぁー! 」

 ガン無視で突き進むこと決定。というかそうしないと差が付き過ぎて見失う。こんな森で見失うとか危なすぎるからね!

「真面目に見失うから待ってソヨル! ツタ絡まってその速度は出せないって。」

「アマネのばーーーーか!」

 最終手段として真摯に願ってみるが、通じず遂に姿が見えなくなってしまった…

 まぁはぐれても良いように3日分の食料と寝床、火を起こすキットを携帯させているので大丈夫だとは思うが…


「はぁ… お前のせいだぞ! このツタめ! 燃え尽きろ! 」

 追いかける為に速攻で燃やしにかかるが…

「んな… レジスト?! なら詠唱…出来ないじゃん! ソヨル居ないから無理ぽ… 物理でちぎるしかないか…」

 面倒だ… あれ?なんか引きづられてる? アレレー何か嫌な予感がするぞー?

「ワーイパックントゴタイメンダー」

 ぱっくんみたいな形はしていない。言うならあのハエとか食べる植物の大きい版? 距離はまだ10メートル近くあるから平気そうだけど… レジスト習得してる食人植物とかどんな年齢だよと…

「えっと…ナイフで切れるかな? 切っれるかな切っれるかな♪ 遊んでる場合じゃないけどな…」



「あ、あれ? アマネー? ついてきてないのー? 」

 数分突き進んだ後、振り返っていつも居る人が居ない。

「…まぁアマネが迷子になっても平気か。一応私だってキャンプキット持ってるし、うん、大丈夫大丈夫。怖くない怖くない。」

 アマネに教えてもらったことを思い出しながら行動に移す。

「天気が悪いときは屋根を張るか安全な洞窟を探せ… とりあえず今日は平気そうかな…。拠点を張る時はなるべく周りを見渡せるところ… 森だから周りに木がないところの方が良いかな…。火を絶やさず、寝ても良いけど寝入るな… たしかキャンプキットに火を起こすのあったよね…。どんな時も生き抜け1日あれば見つけてみせる… …迷子はあっちだし。」

 拠点を決め、薪をくべたあたりで静かすぎて空しく感じている自分に気づく…が無視。

「………バカ」



 そして夜が明けようとしている時…

 ガササッ!草むらを何かが駆ける音でウトウトしていた自分を起こす。

 火は既に風前の灯火となっており、動物を威嚇する力を発揮していない。

 その事を悟り重心を軽く下げて半身になり相手の出方を伺う。

 前から来たら右手で払い左で沈める。後ろからなら肘をぶつけてそのまま回転して左足で刈る。

 色々シュミレートしながら来る敵を待つ。

 来た! 正面からいきなり飛び掛りには来ない…警戒されてるか…

 狼系の動物か… モンスターじゃなくて良かったって言いたいけどどっちにしろ荷が重いな~…

 絶対、大丈夫なんだから!

 気合を入れるための咆哮

「よし、来いっ!」



「おっはようソヨルー。会いたかったよ~。」

 空気の読めない馬鹿登場。

「あのパックン野郎こっちに打開の手が無いからって両手両足に巻きついてきてヤられるかと思ったよ、まったく! なんか太陽光無くなったら耐久落ちたからぶっちぎってやっといたけど…」

 なんかソヨちゃんが俺のこと冷めた目で見てる…気がする。話題を変えなくてわ!

「…その犬飼うの? 名前どうするの? 餌代とかもバカにならないでしょ~、流石に犬の餌代は持てないよ~?」

「…一応。襲われかけてて、飼う予定はないから大丈夫。」

「そう… じゃあおっぱらっちゃって良いよね!」

「お願い出来ると嬉しいな…」

「ソヨちゃんが喜ぶんなら頑張っちゃうぞ~。 去れ犬っころ。」

 いつもとは全然違う声色で犬っころに少し威圧を与える…

 面白い位キャンキャン吠えて逃げていった…

「負け犬ほどよく吠えるって本当だったんだね~… 大丈夫だった? 」

「…うん。大丈夫だったけど…今のでちょっと腰が抜けちゃったかも…」

「若いのに大変だね~… 荷物はここにあるからとりあえず はい。首に腕回してー。」

「?? う、うん…  ちょっと、待ってそれはダメ、ストップ、やめて。」

「ダーメ。こうしてないとまたどこかに行っちゃうでしょ? それに俺がしたかったし! お姫様だっこなんて滅多に出来る経験じゃないからね~。今なら特別サービスでキスまでならしてあげちゃうぞー。」

「・・・」

 耳まで真っ赤にして顔を見せまいと俺に顔をなすりつけるソヨルが可愛すぎて俺が死にそうだ…


「なぁ、なんでも言うこと聞くからさぁ… 機嫌直してよ~。」

「本当になんでも…? 」

「お…おう! 二言は無いぜ。」

「じゃあ… ずっと私の傍に居なさいよ… 」

ん? 前半の数行書きたかっただけだよ?たぶん

話が膨らんじゃったから書いちゃえってノリで5時間ほどの作品です。


感想などなどは気軽にどぞどぞ


マナー違反かもしれませんけど

↓のかたと色々意見交換してるのでネタが被っても大丈夫。許可は貰っています。

http://mypage.syosetu.com/119471/

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