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10話 正妻宣言

ユリシアの魔の手から逃げた後


オレは王都に潜伏しながら歩いていた。


しばらくは城に戻らない方が

いいな。


もっと警備を強化しよう……


ついでに軍の横流しについても

調べる事にしょう。



何時間も手がかりを探したが

内政官は協力的ではなく

一向に手がかりは掴めない。


オレは途方に暮れて

橋の上で川を眺めていた。


ピノ、なんか知らないか?


『…………』


機嫌が悪いのか、

何もしゃべらない。

もっともピノが話したところで

解決するとも限らないが…。



「何がしたいのだ貴様は?」


「うわあぁあああああ!!!」


目の前に現れたのはユリシアだった。


「何を驚いている?

町中で襲ったりはしないよ」


「それで?貴様は何がしたいんだ?

ワタシに話してみろ」


このままではどうしようもないので

オレはユリシアに、

軍事物資の横流しについて話すことにする。


「放っておけばいいものを、

何故そんな事をする?」


「戦ってる人間が死ぬからだ。

そんな事はオレが許せない」


「国の為だ」


「ほう!!!!」


ユリシアは関心した様に頷くと

口を開く。


「簡単な話だ。

輸送ルートを変えればいい。

まともな業者に頼むんだな」


「まともな業者かなんて

そんなの分からないだろ!」


「少し待ってろ。」


アリシアは10分ほどどこかに行くと、

すぐに戻ってきた。


「話はつけたぞ。

輸送ルートと業者は変えた。

2週間ほどでまともになるだろう」


「そんな簡単に…」


「運輸省は御託を並べるだろうが

気にするな、

奴らの弱みは山ほど握っている」



アリシアは豪快に笑顔を作る。

オレも釣られて笑った。


「国王ザムザよ、

貴様、国の現状把握が出来ていないだろう?」


ユリシアは虚空に手をやると

そこに空間が開く。

そこに手を入れ分厚い一冊の本を

取り出し、その本をオレに投げ渡した。



「この国の重要人物のリストだ。

誰がどのような経緯でその役職についたのか

家族関係、弱み、全部書いてある」


おい、とんでもない国家機密だろこれ。


「やるよ、ワタシの頭の中には

もう全部入っているからな」


「いいのかよ?」


「貴様は…横流しされた軍需物資が

何に使われているか分かるか?」


「?売り払ったんじゃないのか?」


ユリシアはため息をつく。


「違う、貴族共が反乱を起こす為に貯めているのだ。

貴様を殺す為にな」


「なっ…」


「もし、魔王軍の侵攻と同時に

貴族の反乱が起きればどうするつもりだ?」


なるほど、ありうる話だ。

そうなった場合オレは恐らく対処できないだろう。


やたら戦略的なあの魔王軍なら

そういった事を仕掛けてくる

可能性は十分にある。


「分かるか?

貴様は軍事に強く、個人の戦闘能力はあるが

政治面には疎く、搦め手に対する

危機感すらない」


「それが貴様の明確な弱点だ!!!」


ズビシィとユリシアがオレを指さす。


「うっ…ぐう」


ぐうの音も出ねぇ。


「ワタシの手を取れ、

国王ザムザよ!!!!」


ユリシアはオレに手を差し伸べる。


「ワタシなら貴様を支えてやれる!!!」


た、確かにそうだ。

ユリシアはオレの欲しい能力を備えている。


「ワタシが正妻であれば

側室も許そう!!!!

利害の一致で構わない!!!」


「国の為という貴様の信念が

本物であれば…

この手を取れるはずだ!!!!」



ク…クソ…

やめてくれその口撃はオレに効く


コイツ半端じゃねえ!!!


オレはユリシアの手を…

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