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9話 やっと来たぞ!ヒロイン枠?

((やらせてあげよっか♡))


オレはピノの言葉を反すうする。


胸の鼓動が突然大きくなる。


ムードも何もあったものではないが

オレの心を大きく惑わせる。



どうする……?


オレは激しく首を左右に振り

正気を取り戻す。


いや、ダメだ。


オレはザムザの言葉を思い出す。


((ピノには気をつけて

彼女はヒメジマさんを不幸にする))



ピノにこれ以上取り込まれるのは

危険だ。


オレの直感もそう告げている。


ピノはオレに揺さぶりをかけて

争いやオレの苦しみを誘発している

フシがある。


これ以上取り込まれると何が

起きるかわからない…


『ふふふふふふふ♡

そう思うなら思えばいい』



『アナタの価値を一番理解しているのも

もっとも、愛しているのもわ・た・し♡』



『それが伝わらないないんて…』



『悲劇だわ……』


……なら、

もっと信頼させてくれればいいだろ?


抱くんなら

オレの心を抱いてくれよ……




「お待ちください!!!!!

ユリシア様!!!!!!」



突然、オレの私室のドアが

バンと開く。


そこには、剣を持った

ドレス姿の令嬢がいた。


可愛げがあり愛嬌のある顔つきだが

いかにも気が強そうなつり眉

綺麗に整えられた金髪。


まな板な胸で背も小さい。

背丈はそんなにない。


なんだよ、暗殺にでもきたか?


見れば衛兵の何人かが

倒されている。



「無礼な!!!!!

国王の御前ぞ!!!!」


メイドのルビーが取り押さえようとするが

その女にあっという間に組み伏せられてしまう。


「これで邪魔ものはいなくなった……と」


制圧が終わると彼女は

ない胸を張る。



「国王ザムザ!!!!!!

いつまでワタシの返事を待たせるつもりだ!!!!!」



「もう何日も前に婚約状を出したぞ!!!!

返事をださないとは貴様どういうつもりだ!!!!!」


「あの……」


何とか、彼女と話そうとするが

彼女は取り付く島もない。



「言い訳なんかどうでもいい!!!!

さっさとワタシと結婚しろ!!!!!!!!」



オレはあまりの圧力で

あっけにとられてしまう。



「あの…悪いんだけど

君は誰だい?」



「貴様ぁぁぁぁああああ!!!!

自分が切った男の娘も覚えていないのか!!!」



彼女はすさまじい勢いでビッと

親指を自分の方に向ける。



「ワタシの名はユリシア・ヒレツ!!!!!

大公にして大貴族ワルイ・ヒレツの娘だ!!!」



「貴様の妻となる者の名!!!!!

よく覚えておけ!!!!!!」


#__i_ac8f0e88__#



またかよ!!!!

またこのタイプだよ!!!!!



もっとこう

可憐で優しくて

オレの心を慰謝してくれるような

女はいないのか!!!!!



突然登場したユリシア・ヒレツによって

オレの心情は掻き乱される。


この場を何とかしないといけない。


とりあえず、なんとか

会話を続けて諦めさせないと…


「……っつーか、結婚って

お前はいいのかよ

オレはお前の父を殺して

家を潰した男だぞ」



「何を気にする!!!

父はおよそ人間とは思えぬ鬼畜だ!!

殺られても仕方ない!!」



「家の事も、まあいいだろう!!!

この現状なら仕方がない!!!

むしろ貴様は王としてよくやったと言える!!!!」



「ワタシ個人としての意思など関係ない!!!

ワタシは当主として家を守らなければならん!!!

その為なら例え仇敵の手でも取る!!!!

それが貴族だ!!!その為の結婚だ!!!」



「えーと、オレの意思は?」



「関係ない!!!!!

ワタシが思えばそうなり

ワタシが願えば願いが叶う

それがワタシ、ユリシア・ヒレツだ!!!」



なんつーーーーー傲慢さ。

貴族ってこうなのか…



「さあ!!!ぼさっとするな!!!!

子作りするぞ!!!!

既成事実は作るに限る!!!!」



ユリシアはオレの手を取り

無理やりベッドの方に

連れていこうとする。


コイツ、恥じらいのかけらもないのか


「むっ、抵抗するな!!!」


なんつーバカ力だ。

オレはやっとの思いで抵抗している。


「近々貴様はワタシの

身体の虜になるだろう…」


「安心しろ!!!!!

たっぷり悦ばせてやる」



オレは手をクルリと回すと

遠心力でユリシアの手をほどいた。

日本拳法の技だ。



オレも強引な方だが

ユリシアはそれ以上だ!!!!


ーーー三十六計逃げるにしかず!!!!


オレは魔法を使って修理したばかりの

屋根をぶち破り上空に逃げる事にした。


まーた屋根をぶち破っちまった。

勘弁しろよ……



オレは王都に逃げる事にした。


惨めだ……


オレはこの世界に来て初めて

敗北した気持ちになった。



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