星の砂の神殿ー神殿の謎と恐怖
こちら第四話です♪
楽しんでいただければ幸いです✨
昨日招いた村人は、居なかった。
――おかしい
私は音の届かない神殿の奥を探してみた。
村人は 星の砂の光に照らされ、足を踏み外して小さな穴に落ちていた。
幸い怪我は軽い だが、私が見えない世界の仕組みに、村人は怯えている。
「大丈夫?」そう聞くと村人の声は震えていた。
私は彼を支えながら救出した
「はずだった」
翌朝、昨日の村人が気になり村に行ってみた。
――おかしいーー
村人がいないと村は大騒ぎになっていた
焦って流砂の周りを探すが、足跡も声も残っていない。
音は届かないはずの神殿で、村人の気配は完全に消えていた。
私は急いで周囲を探した。
浮遊魔法で空中から見下ろすと、洞窟の奥 重なり合う壁の向こうに、わずかに揺れる砂の影。
――でも、そこには誰もいない。
恐怖が、胸を締め付ける。
村人は、どこへ行ったのか。
安全だと思っていた神殿の中で、なぜ消えたのか。
私は声を震わせながら呼びかけた。
「いるなら返事して…!」
だが 返事はない。
ただ、星の砂だけが、静かに舞い落ちている。
――この神殿は、私が思っていたよりもずっと危険なのかもしれない。
いや、危険ではないのかもしれない。
これは、人間には理解できない何かの働きなのだ。
その時、壁の奥から、微かに声が聞こえた。
かすれた、村人の声だ。
「…こ、こわ…い…」
それだけだった。
そして、また音は消えた。
第四話、最後まで読んでいただきありがとうございました!




