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【児童文学】ニューステージ!~始まれ!私の大きな一歩!~  作者: 大井 芽茜


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18/20

18話 輝きを重ねて

 数日後


「いくぞ。ワンツーワンツー」

「~♪」

 ステップを踏んで、弾んで、飛んで。


「ここは……もっとステージ全体を使った方がいい。」

「そうだね!」

 スキップしながら手を振るとかしたら可愛いかな?

 ドタバタしながら走るのもいいなあ。



「相変わらず楽しそうだな。」

「だね! ツイちゃん!私は最後の方がいいな!」

 ヒカリちゃんも今日は練習にきていた。

 ニゲラとヒカリちゃんに手伝ってもらいながら私はパフォーマンスを磨いている。


 本当はヒカリちゃんと行きたいけど、ニゲラの力で連れて行けるのは1人みたい。


 それでも、ヒカリちゃんは私のために力を貸してくれているんだ。



「よし。通しでやってみるぞ」

「うん!」

 ニゲラはまた音楽を流し始める。


 ステップ! ジャンプ!

「~♪」


 ドタバタしながらステージを回ってスマイル!


 次はサビ!

「~~~♪」

「うわあ、楽しそうで力強いね!」

「そうだな」



 そして、音が鳴り止まった。

「はぁはぁ」


「良かったよツイちゃん!」

「悪くない」



「やった!」


「これで、大体準備はできたな。俺もできる限りはやるつもりだ。あと…お前はツイのパフォーマンスが見えるようになったら一緒に歌え。少しだが反映できる。」


 ニゲラはそうヒカリちゃんに言っていた。そんなことできるなんて知らなかったな。


「なら、わたしも力になれるんだ! うん!もちろんだよ!」

 ヒカリちゃんは私に頑張ってねとガッツポーズをする。



「よし。なら明日乗り込むぞ」

「明日!?」

 ついびっくりして叫んでしまった。ニゲラは何を驚いているのか分からなそうな顔をして


「できる。ほぼ完璧で、あとは輝きがお前を上に連れていく。」

「輝き?」

「あぁ。あの世界に来て自分の輝きをもつ人間達。お前達をみて生まれた輝き……たくさんの輝きはまだ消えていない。きっと輝きは輝きを産む。だから、輝くお前に力に貸してくれる」


 ニゲラは自信がありそうに頷いた。確かに、あのステージに立つと背中を押されて楽しくて成長していけた。


 そうだね。

 速くレシアに会いに行かなくっちゃ。


 私なら……きっと大丈夫。上手くいく。

「うん!行こう!!」

「あぁ。」


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