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海の子供たち   作者: Siberius
竜との邂逅編
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竜王ワイバード

アスカニアは魔法と科学の国である。

アスカニア共和国、その首都はアレンタ(Arenta)

アスカニアは魔道士たちによって建国された。

国政の最高機関は元老院で、国政は魔道士階級のみ参与権があった。

元老院の議員は魔道士の中から選ばれる。元老院議員の身分は終身。

その政治は元老院議員の中から選挙で一名の執政官が選出され、執政官は元老院議員の中から法務官、造営官、財務官などの公職者を選んで内閣を構成する。

アスカニアでは魔道士のみが政治に関与できた。

アスカニアは魔道士が支配する国家なのである。

平民には参政権はなく平民階級が立身出世するには行政官になるか、軍隊に入るか、いずれかであった。

「フフフ、アレンタか。ずいぶん久しぶりだな。まるで懐かしいくらいだ」

イシャールはアレンタのパンテオンの上にいた。



アスカニアの首都アレンタに一匹の竜が襲撃してきた。

竜は大きな翼を持ち、手がない種、ワイバーンであった。

竜はアレンタの市街地を攻撃し、破壊した。

竜は口から風の息をはいた。

竜は怒り狂っていた。

原因はアスカニア人がこの竜の住む領域に侵入して荒らしたからである。

市民たちは竜の襲撃で混乱し、逃げ惑った。

この竜は知性を持っていた。

竜王ワイバード(Veibaado)である。

知性を持つ高次の竜は竜族から「竜王」と呼ばれていた。

「人間ども! 我が領域を犯した罪を、その身で償うがよい!」

ワイバードは市街地に攻撃を集中した。

それはワイバードが普通の市民を攻撃の対象としていたからだ。

アスカニアでは「アレンタ市民権所有者」のみ市民と呼ばれる。

ワイバードは広場に降り立った。

「市民の犠牲を出すわけにはいかないんでな。私が相手をしてもらおうか」

そこにイシャールが現れた。

「なんだ、きさまは?」

「フフフ、私か? そうだな、おまえに死をもたらす者だ」

イシャールは涼し気に答えた。

「人間ごときが、ふざけるな!」

ワイバードは風の息をイシャールに放った。

「フン!」

イシャールは大きくジャンプしてかわし、宙に浮いた。

ワイバードはイシャールを狙って、風の息を吹き付けた。

イシャールは軽々と息をかわした。

イシャールは鎌に闇の力をこめると、ワイバードに斬りつけた。

「ぐあああああ!?」

「フフフ!」

イシャールは一方的にワイバードを攻撃した。

イシャールの鎌がワイバードの生命力を奪っていく。

「おのれ!」

ワイバードは息を弾丸状にして撃ちだした。

「フッ」

イシャールは鎌でそれら風の弾丸を迎撃し弾き飛ばした。

ワイバードはイシャールに風の息を吹き付けた。

イシャールは鎌で風の息を受け止めた。

「フン、そんなもの!」

イシャールは魔力で風の息を拡散させた。

イシャールは宙を舞い、ワイバードに攻撃を仕掛けた。

ワイバードの息とイシャールの闇の鎌がぶつかった。

イシャールの攻撃はワイバードの息を吹き飛ばした。

イシャールは闇の刃でワイバードを攻撃した。

イシャールの攻撃でワイバードの生命力は削り取られていった。

ワイバードの体はイシャールの攻撃で傷ついた。

イシャールは闇の空間でワイバードを閉ざした。

「ぐああああああああ!?」

ワイバードは正面から倒れた。

イシャールは浮遊してワイバードの近くまでやってきた。

と、その時ワイバードはイシャールめがけて風の息を撃った。

「おっと!」

イシャールはそれを受け止め、方向をそらした。

「まだ、こんな体力があったのか。しぶとい奴だ」

イシャールは鎌を構えて、闇の呪法を放った。

「黒縛鎖(こくばくさ)!」

ワイバードの体は鎖で縛られ拘束された。

「おのれ! こんなもの!」

「フッ! 無駄だ! はじけ飛べ!」

鎖は光を発し、黒い爆発を巻き起こした。

ワイばーそは完全に力尽き、広場に倒れた。

イシャールはワイバードの頭に接近した。

「そして、これで、おまえの最期だ」

イシャールはワイバードの頭に鎌を振り下ろした。

風の竜王ワイバードは死んだ。

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