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女は美し、私は笑い  作者: 直野
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美学

お前の心を見透かしているぞ

『理由』


自分のことをこんな風に書いている僕を

君は心底嫌うだろう

僕からすれば贖罪だけど

君からすれば自己防衛と変わらない

僕からすれば美学的な思想は

君からすれば異常で済まされる

それでもこんなことを書いているのは

自分のことをこんな風に書いている僕を

君は心から意識してくれるから




『芸術品』


私が求める作品になっていた

ショートボブの髪型は大人っぽさを

ボストン型の眼鏡は凛々しさを

丁度よく焼けた肌は活発さを

それらが合わさり色気を

「真珠の耳飾りの少女」のように意志が強く

「モナリザ」のように変幻自在で

「ヴィーナスの誕生」のように美しい

それは既に人の領域を超えている

歴史に残る作品になっていた




『彼女の美学』


私に美学があるように

君にも自分にしかない美学があるはずだ

それならば謙遜するなんてことは止めよう

それならば仲良くするなんてことは止めてしまおう

自らの生命を 未だ溢れ出る生命を消費して

自らの美学を 限界を超えた美学をぶつけよう

私に絶対的な美学があるように

君にも絶対的な神秘的な狂気的な美学があるはずだから

 







絶対的な神秘的な狂気的な僕の美学

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