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女は美し、私は笑い  作者: 直野
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目 目 目

『好きなもの』



「もしもーし」

彼女が好きな声を送る

「なぁに?」

「君が好きだよ」

右耳の彼女に囁く

耳が桃色に染まる

「どこがぁ?」

「君の優しいところ」

彼女の耳たぶを触る

「君を愛しているよ」

右耳の彼女へ囁く

耳が紅色に染まる

「どぉこが?」

「君の可愛いところ」

彼女の耳輪をなぞる




『生誕祭』


充血した眼球が私を見るぞ

パンパンのお腹は豚のよう

口から出る水汲み取って

元の裸体に戻したら

お別れのキスをした後に

ホルマリン漬けにしてやろう

2022/9/4君を祝って




『特別な香水』


やめろ 近づくな やめろ その匂いを嗅がせるな

消臭剤で体を洗ったって 無駄だ  

一ヶ月の間に沁みついたその性の匂いがお前からぷんぷん匂ってくる

優しく激しくきつい匂いがその全貌を想像させてくる

おい 誰だ なあ 誰だ ああ 誰だ

お前を大人にしてしたのは

私の知らないお前を見たのは

私が欲しくてたまらない全てを奪ったのは誰なんだ


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