表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女は美し、私は笑い  作者: 直野
24/38

一輪の花

水という名の愛情を

『華』


あなた または君へ

私は中途半端な努力ばかりをしてきました

現在の私は以前よりも頭がよくなったでしょうか?

髪を切った私は髪を伸ばしていた時よりも良く動けるようになったでしょうか?

二〇二二年の私は二〇二一年の私よりもかっこよくなったでしょうか?

今の私はあの日の私よりも幸福でしょうか?

この世を腐らせた私は心が腐っている私よりもおかしなやつなのでしょうか?

ああ あなた ああ 君へ

ゾンビとなり果てた私の最後を見ていってください

光沢している悪が錆びれた善達へ見せる小さいお祭りです

黒く赤くぐちゃぐちゃで美しい華を咲かせた私が未だ蕾のお前らに本物を見せてやろう




『踊り子』


踊ってやるさ 

君に貸した漫画の主人公のように

あの子の体操着を盗んでやるさ

教室中をめちゃくちゃに彩ってやるさ

だから君は貸した漫画のヒロインのように

二人の秘密を作って

僕のことを追い詰めて

世界をめちゃくちゃに彩ろう




『同意の上』


嫌がる君が愛おしい

「やめて」「やめて」

嫌がる君の右腕に先の尖った釘を刺す

「いたい」「いたい」

痛がる君の胸に押しピンを刺し込む

「あぁう」「あぁう」

怯える君の両足に彫るハートマーク

「ぼぉお」「ぼぉお」

生気を無くした君の唇にキスをする



光という名の罰を

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ