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女は美し、私は笑い  作者: 直野
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悪の魔に

この世を炎で包み込め

『名前』


私のいないところ

男と笑い合う君を喜ぶことできない私

君を呪縛する気は一切ないが

薄くなっていく関係は戻したい

苗字呼ばれ嬉しそうな君

名前呼んでみても変わらない顔

私の未来は君の過去になり

私が与えた幸福は私に返ってくることなく

その他になるいつかに怯え

マイナスにならないために動こうともしない私

君が名前で呼んでくれたあの時

僕が苗字で呼んでいたあの時

重なることのない世界線を眺め

僕がだせる答えとは




『加害妄想』


隣のあいつが死んだのは

僕の頭の中だけど

その死に方が妙にリアリティのあるもので

頭のねじが緩んでいる僕ならやってしまいそうで

必死に自分を抑え

もうこれ以上死なないでくれと

隣のあいつに手を組んだ




『めがみ』


君は私のアプロディーテー

悪魔に満ちたこの世界で唯一の女神

差し伸べるその手は美しく

サタンでさえも恋落ちる

焼かれた肌は麗しく

パズズでさえも熱を出す

そのお顔は端麗で

イフリートでさえ立ち止まる

君は誰かのアプロディーテー

サタンに満ちたこの世界で唯一の女神

差し伸べるその手は残酷で

サタンでさえも怖気づく

えんえんと泣く子を笑わせろ

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