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女は美し、私は笑い  作者: 直野
22/38

わたくしごと

超難問パズル

『詩』


自分の中身をさらけ出すたびに私は不幸になった

辛い過去ばかり書き綴っていたら良かった思い出ことなんて忘れた

あまりにも嫌なことばかりの詩だから自らの詩を誰かの創作物かと疑った

こんな駄作を毎日思いついている自分がおぞましくてたまらなかった




『ヒーロー戦隊』


戦隊ごっこでの配役は毎回悪役と決まっていた

レッドが持っている赤く燃え上がる炎のような情熱は水をかけられ鎮火している

ブルーのようにどんなことがあっても対処する冷静さはない

イエローのいつも笑わせられる陽気さなんて苦笑いを出させるのが上手な僕には無い

グリーンがチームをまとめるようなことは目が悪くて周りは見れない僕には無理だ

ピンクのように誰にでも優しくできるほど心は広くない

怪獣のように暴れて怒って攻撃を食らって鳴くことしかできない




『ルービックキューブ』


ルービックキューブのように僕の心のなか色は混ざっていて

いわゆるプロとか専門家の人たちが触ると一瞬で色が揃うんだけど

それから数分も経たないうちに再びぐちゃぐちゃにされて

専門家とかプロの人たちはまた触るんだけど

段々と難易度が高くなっているらしくて

いつかは誰も揃えられなくなってしまうのか






ピースがいくつも行方不明らしい

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