あるとき、甘いぶんだけ
甘いこと言えず
聞いてみた言葉の返事は
その通りのこと
つぎに会ったとき
これだけは聞いてみようと思ったことも
気がつけば
聞けないでいる
また、会ったときに必ずと
そう思っていたら
なかなか会えない日が続いてる
『やっと、会えた・・』と思ったとき
あなたからしたら
「久しぶり!」の言葉さえなくて
いつもと同じ態度でいるから
わたしは最後まで
自分のリズムをつかめないで
また、大事なことを
聞けないでいる
あなたの言うことは
いつでもわたしのこころを励ましてくれるから
それで満足だし
じゅうぶんなこと
そう思えば、わたしの描いた物語も
台本とおりで
終わりを告げる
だけど、
せっかくだから
会えたときくらいは
わたしを驚かせてほしい
ふだん、あなたを思う
ドキドキ感とは違うもので