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導入-2「転生の説明は必要だと思うんだ」

7000字と、一回の投稿分としては多いかなとも思ったのですが、

説明回を途中でぶった切るのも違和感を感じたので、

そのまま掲載することに致しました。

 私の人生は、唐突に終わりを告げられた。


 それも、ダンプカーに轢かれたのでなければ、通り魔に刺されるでもなく、ましては上から鉄骨が降ってきた訳でも、原因不明の心臓発作で死んでしまうなんてチャチなものと比べくべくも無い、数万年に一度在るか無いかと言う意味不明な次元での、超自然災害と呼ぶべき、


『巨大隕石』


 に因って命を落としてしまうのだった。


 何を言っているか分からないと思うけど、私も何を言っているか分からない。


 ただ、私が死ぬ直前までで可能な限りネットで状況を調べた話だと、超巨大彗星が私の住む惑星に最接近した際、当初の予測では衛星のずっと外側を通過するので安全安心に世紀の天体ショーを楽しめるというものだったが、彗星の核が未知の物質で出来ていて、質量が計測結果より遥かに巨大だった事が最接近直前で初めて判明、気が付いた時には既に手遅れで、惑星と彗星がお互いの重力で引かれ合う形となり、結果、衛星すら巻き込んでの衝突と相成ってしまったらしかった。


 最後の『らしかった』は、それを確認する前に死んでしまったから確かめようが無いからで、あくまで予測結果とやらを引用したに過ぎない。

その予測が導き出した答えは――――


 《――地球消滅――》


 全く持って笑えない。

 痛みも苦しみも無く死ねたのは不幸中の幸いかも知れないけれど、それでも『死』そのものを受け入れる訳には到底いかない。


 まだ見ていないアニメがある。

 まだ読んでいない漫画がある。

 まだ組んでいないプラモフィギュアがある。


 そして何より……、


 まだ見ぬ――二次元の――美少女が織り成す百合の世界を堪能し尽していないっ!


 と、そこまで思案していた所で、――思案出来ている――事に気づく。

 その瞬間、私の朧気だった意識は猛烈な勢いで浮上を開始し、覚醒と同時に目が覚めた。




 見たことも無い部屋に居た。そして、何故か椅子に座っていた。


「あれ? 私は死んだ筈じゃ……。それに、ここは?」


 人間――私だけかも知れないが――理解の到底及ばない事態に遭遇すると、パニックになる段階を優に振り切り、逆に冷静に現状把握に努められるのかも知れない。

 唯単に、頭が余計な思考を放棄しているだけな気もするが……。


 兎に角、周りを見回す。


 目の前には、ピンクのアンティーク調の丸テーブル。

 対面にある椅子もテーブルに合わせた物で、これまたピンクの、背凭れが高めのものだった。

 私が座っているのを含めて二脚ある。


 続いて周囲に目を配ると、壁紙から各種家具に至るまで、ピンクのアンティーク調のもので揃えられていた。

 ただ、ピンクと一言で言っても、ケバケバしいものでは無く、落ち着いた淡い色合いであった為、可愛らしさと品を兼ね備えた雅な趣を湛えていた。


 まるで、高価なドールハウスの一室のようだ。

 そんな現実感が皆無の光景に目を奪われていると、他にも非現実的な気配に気づき始める。


 先ず、窓がない。扉が一つだけあったが、壁と一体化しているかのような不自然さで、開くかどうかは疑わしい。


 そして、完全なる無音。

 換気扇や室外機の音は勿論、身動ぎ一つ分の“音”すらしない。

 そこまで思考の範囲が拡がると、私は、先程から “空気”が全く動いていない事に思い至る。

 理性がそれ以上の追及を拒否しているが、それを別の理性で無理矢理押し殺し、恐る恐る自分へ意識を向けると、


 ――ああ、やっぱり……。


 息してないや。道理で、心臓の音も聞こえない訳だ――


 最後に残った理性までもがショートし、頭が真っ白い闇に覆われそうになった刹那、突然『ガチャリ』とこの場に在り得ない軽い音を伴って、扉が開いた。

 失い掛けていた意識を寸での所で繋ぎ止め、音のした方を見遣ると、そこには非常に美しい女性が微笑を湛えて佇んでいた。


『はじめまして、桜川樟葉さん』


 そう言いながら歩いてくる女性の姿には、違和感しか無かった。

 口は動いているものの、声は頭に直接響いてくる。それなのに、歩く靴音は“音”として耳に届く。

 その女性は、目の前のもう一つの椅子の所まで来ると、ギィッと鳴らせて椅子を引き、音も無く座った。


『貴女には先ず、お詫びしなければなりません。我々の不手際で、あの星を消滅させてしまい、申し訳ありませんでした』


 一応会釈程度に頭を下げたものの、その言葉にはどこか、機械のような無感情さが伺えた。

 心に引っ掛かるものがあったが、今はそれを置いておく。


『そして貴女には、救済策の特例として、“転生”の権利が与えられます』


 はいい? 転生って、ラノベのテンプレ、代名詞とも言える、あの転生?

 そもそも、何で私に……?

 様々な疑問が頭の中で渦を巻く。


「えっと……、ど、どういう事でしょうか?」


『そうですね、どこからどのようにお伝えすれば、事象を滞り無く伝達出来るでしょうか』

『先ず、貴女が今置かれている状況から説明致しましょう』

『貴女は、貴方方の宇宙で言う所の、 “死亡”状態にあります』


 ああ、やっぱり私死んじゃったんだ……。


『しかし、完全な “死”ではまだありません。貴方方の世界での死は、完全なる消滅を指します。精神――意識――すらも消滅するのです。その点で言えば、貴女は肉体こそ無いものの、精神は今だ生きているので、仮死状態であると言えましょう』


 お、おう……。つまりは、幽霊みたいなものでいいのかな?


『そして、現在貴女がこのような状態にあるのには、理由があります』

『貴方方の星を破壊した小惑星は、元々貴方達の宇宙には存在しない物でした。我々が別の宇宙を開闢する際、破片の一部が貴方方の宇宙へ紛れ込んでしまったのです。紛れた直後であれば取り除く事も出来たのですが、気が付いた時には既に貴方方の宇宙に定着してしまった後でした。そこで我々は、その宇宙に影響を与えてしまった場合に備え、救済案を用意することにしました』

『影響を与えたのが知的生命体であった場合、対象が望むのであれば、別次元の宇宙へ精神を転送させるというものです。生命体が存在しない、若しくは、意識を持たない原始生命体のみが存在する星や地域に影響を及ぼしてしまった場合には救済は行われませんが、貴方方が呼称するところの“人類”は、知的生命体へ分類されます。ですので、今回の救済措置が施行されることになりました』

『本来、貴方方の宇宙では、肉体の死と同時に精神も消滅してしまいますが、貴女の精神が未だに存在しているのは、その為です』


 な、成程……。納得は出来ないが、理解はできた。まだ話に付いて行けている……。

 オタク文化のファンタジー展開に馴染みが無ければ、危なかったかも知れない。

 しかし、ここまで来て漸く、頭に余裕がでてきた。なので、思ったことを質問してみる。


「あの……、ちょっと良いですか? 貴方はさっき、『宇宙を創る』みたいな事を言っていたと思うのですが、それだけの力があれば、地球を直すのも訳無いと思うのですが……」


『当然の疑問だと認識します。ですが、残念ながら、我々にもそれは不可能なのです。一度我々の管理から離れ、独自の進化を開始した宇宙へは、僅かな干渉しか出来ません。“一”生命体の創造程度であれば干渉規模が小さいので可能ですが、惑星の創造ともなると、影響する範囲が飛躍的に増大する為、不可能となります』

『例えそれが、元々存在していたものであったとしても』


 口を開きかけた私の言いたい事に先回りするように、補足が付け加えられる。

 説明に矛盾は無い。

 無いけれど……、素直に受け入れられる話では無い!


「だ、だけど! それなら時間を巻き戻したりして、衝突自体を避けられるようにすれば……」


 解ってる。

 今自分がやってる行為は無駄なんだって事、心のどこかで解ってる。理解しちゃってる。

 けど、それでも、食い下がらずには居られない!

 そんな心の声を肯定するように、無情な事実が続けられる。


『それこそ不可能な現象と言えます。そもそも、【時間】という概念は存在しますが、時間そのものは存在しません。貴方方が“一秒”と呼ぶ時間も、元は公転周期や自転周期を基準に人類が定義した物に過ぎません。“一日”という概念も、惑星が一回転する事象を指したものに過ぎないのです。その後、“一秒”は原子核を使用して再定義されましたが、それも結局は、人類が便宜上必要だった為に造られたものなのです。【時間】には、“流れ”も当然存在しません』

『ですので、如何に我々と云えども、“一度起きてしまった事象を無かった事にする”のは不可能なのです。その為に、救済案を用意したのです』


 要するに、地球に復帰するのは諦めるしかないという事なのだろう。

 仕方ない。そろそろ話を進めたほうが懸命なようだ。


「大体、言いたいことは解った。それで、“転生”ってのは?」


 ちょっと投げ遣りな感じになってしまった。しかし、“コイツ”は気にした様子も無く、


『では、そちらの説明に入りましょう』


 淡々と業務連絡を続行する。


『貴女には先程も述べた通り、転生する機会が与えられます。転生先は、可能な範囲内に於いて選択する事が出来ます』


 む? ちょっと興味が湧いてきたぞ……。


『転生可能範囲は貴女の保有する存在値から計測するに、10世界隣までが安全圏と推定されます。それ以上離れた宇宙の場合、転送の負荷に精神が耐えられず、崩壊して消滅してしまう危険性が生じます』

『また、転生先の条件として、貴女が元居た宇宙での肉体構成に近い生物が存在している事が望ましいです。分子構造や遺伝子情報をはじめ、元の構成要素と大きく異なる存在に転生する事も可能ではありますが、こちらも肉体に精神が順応出来ない事で、精神側に重大な障害を及ぼす可能性があります。以上の要件を加味した上で候補を提示し、転生者の要望を取り入れ、転生先を決定します』


 そこで気になったので、ちょっと質問してみる。


「ということは、私が望めばアンドロイドにも転生出来るってこと?」


『可能です。ですが、元の肉体との乖離により、精神が崩壊する危険性があるため、推奨は致しかねます』


「了解しました。それで、お勧めの候補はどんなのがあるんですか?」


『はい。一番近くでは、隣の宇宙に一つ。簡潔に説明するならば、「核戦争後の荒廃した世界」となります。この世界では文明が崩壊し、力が全てではありますが、肉体構成は相似している為、一切の負担無く転生する事が出来ます。貴女の知識を借りて表現する所の、世紀末な世界認識となります』


 それは流石に御免被る。このまま死んだほうがマシだ。


「他には?」


『次に近いのは、「全てが機械に管理された世界」です。こちらは、3世界隣になります。この世界にも非常に近い生命体は存在しますが、それらは全て機械の生体部品として扱われており、それらを便宜上“人類”と呼称しますが、人類は電脳世界で営みを享受しています。肉体は不要な為退化しつつあり、遺伝子情報も多少異なりますが、概ね問題なく適応できるでしょう』


 ちょっと待て。それって、その機械からの解放までがセットじゃないよな?


「他には……?」


『この次となりますと、5世界隣に、進化した猿が支配するわ……』


「ストーーーーップ!」


 それ以上いけない。それ以上言わせるのは非常に危険な気がする……。

 話題を無理矢理変える。


「大体理解出来たわ。それで、超能力や魔法を使えるのが当たり前な世界は無いのかしら?」


『貴女の言う超能力や魔法が日常的に使われている世界は存在しますが、それらは数十世界も離れており、転生途中で精神が消滅してしまう可能性が非常に高いです。それに、超能力を行使する場合、肉体に多大な負荷が掛かります。見た目は同じであっても、遺伝子や分子構造からして違うのです。元の肉体との相違から適応出来ず、精神が崩壊する危険が伴います。魔法に於いても同様です』


 なんてこったい……。この世には、夢も希望ありゃしないらしい。

 これには総統も怒りを通り越して絶望である。

 折角転生出来るのに、魔法少女にも遇えなければ、超能力の学園でドンパチも出来ないなんて、こんなの絶対おかしいよ。


「エルフや妖精と触れ合いたかったな……」


 思わずぽつりと呟いた独白に、続く言葉があった。


『ありますよ』


 え? 今、なんと……?


『貴女の言う、エルフ等が存在する世界はありますよ。8世界隣なので、許容範囲内ですね』


「その話、kwsk(詳しく)!」


『貴女の肉体構成に非常に近しい生命体と、見た目はほぼ同一ながら遺伝子に多少の違いがある生命体が数種類存在している世界です。遺伝子に違いがあると言っても、交配出来る程度の違いしかありません。エルフやドワーフと云った種族も、これに準じます。これらは対立と共存の関係にあり、また、分子構造からして違う“半生命体”と呼べる存在と生存競争を行なっています。この宇宙では精神にも存在値があり、貴方方で云う所の、霊や魂に該当します。半生命体はこの精神体の占める割合が多い為、通常の生命体とは別けて呼称しています。また、精神にも存在がある為、肉体が崩壊しても存在値が消失しない限り、死ではありません。肉体が現存していれば、例え肉体の欠損で精神が分離したとしても、修復し再び肉体に精神を定着させれば、それは生存状態の継続を意味します』

『貴女の云うところの魔法も、生命力と精神力を消費する事で行使可能となり、使用出来る個体は限られますが、存在しています』


 つまり、さっきの私の質問に対する答えは、質問の内容を間違えたが故の不幸な行き違いだったのだ。


『転生した後の生活において、他の世界と比べ常に生命に危険が及ぶ環境ではありますが、最も構成情報が近い生命体への転生であれば、肉体と精神の不適合による遅れを取ることも無いでしょう』


「そうすると、エルフやドワーフと云った種族への転生も止めて置いた方が良いと?」


『そうです。見た目も遺伝子情報も近しいとは言え、エルフであれば、人族よりも鋭い視覚と聴覚に精神が追い付けず、ドワーフであれば、元の身体より小さい肉体と強靭な筋力に馴染めず、この世界の生存競争から脱落する可能性が高くなります。限りなく危険性を排除するのであれば、元の種族、容姿を可能な限り完全に再現するのが望ましいです』


 美少女エルフへの転生も興味深かったが、現実問題として難しいのであれば仕方が無い。

 元々、自分の容姿に不満なんて一切無かったしね……。


「それでは、体は元の世界と同じ物でお願いします」

「因みに、転生先の身体の見た目を変更する事は出来ますか?」


『元の肉体との変更度合いに依ります』


「髪を桜色にしたいのだけど」


『その程度であれば問題ありません』


 よし! これで粗方の確認は終わったかな……。

 魔法が存在し、エルフやドワーフ、妖精が実在する世界。


「あ、そうだ。半生命体っていうのは、私達で言うところの、モンスターや魔物と言った物で合ってるのかしら?」


『その認識で間違いありません』


 ちゃんと、モンスターまでいるのか!

 愈々以って、私が思い描いた理想のファンタジー世界其の物のような内容だ。


 私、ワクワクしてきたぞ!


 そしてあわよくば、美少女エルフちゃんや愛くるしいドワーフちゃん、妖精ちゃんとも仲良くなれるかも知れないし、さらには、エロ可愛いモン娘達にも出会えちゃったりして!? キャーッどうしましょう? そうなったら、まるでハーレム……。


 その瞬間、私の全身に雷が駆け抜けたような衝撃が走った!

 そうか、《ハーレム》を創れば良いんだ! 私の手で……。

 どこまでやれるか分からないけれど、やってみる価値はある!



【私、異世界で花園ハーレムを創ってみせる!!!】



「その世界でお願いします!」


『受諾しました。転送先を8世界隣に設定します』

『処で、貴女には何か、特技や趣味などはありますか?』


 特技……。妄想と言いかけた所で、言い換える。


「しいて言うとすれば、“想像”する事でしょうか?」


『“創造”ですか! それは素晴らしい特技を所有していたのですね。では、貴女には転生先で生活に困らぬよう、“創造”の能力と意趣翻訳の能力を付与致しましょう』


「え? 翻訳もですか? それと、意趣ってどういう事ですか?」


『はい。言語が通じなくては、最低限の生活も出来ないですから』

『意趣翻訳では、転生先の言語が貴女の耳に入ると、元の世界の言語に照らし合わせ、最も適切な言葉として翻訳されます。また、貴女が発する言葉も、現地の公用語として対象に届きます。但し、声帯及び言語を介する能力や知能を持ち合わせた対象のみとなります』

『また、意趣翻訳の最大の特徴として、単位の翻訳があります。重さや距離といった様々な単位を、貴女の知る単位に置き換えて翻訳するのです』


 その説明だけで、意趣翻訳がチート能力であることは理解出来た。

 妄想……もとい、想像が何の役に立つのかは甚だ疑問だけど、くれるというのなら貰っておこう。

 それよりも、翻訳能力は非常に有難い。


『では、一度転生してしまうと再転生は出来ませんが、転生先に変更はありませんか?』


「はい、大丈夫です。お願いします!」


 私が覚悟を決めると、それに一つ頷き、彼女は立ち上がり――彼女が立つと同時にテーブルが掻き消えて――私の前に移動する。


『わかりました。それでは、貴女の第二の人生に幸大からん事を……』


 そう言って、私の額に手を翳す。

 手の平から光が溢れ、私の視界と意識はその奔流に呑まれてゆく。

 私はたゆたうように流れに全てを委ね、意識を手放していった……


 ――・――・――・――・――・――


「知らない天井だ……」


 再び意識を取り戻した私は、開口一番、そんな事を呟いたのだった…………。


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