「もう一度」
Dear My hope
手紙のような形式で僕はこの毎日を記して行くよ
いつか君に届くはずと信じて
別に何かあったわけじゃない
ただ君に伝えたいことがあって
こうやって書いているんだ
君が消えたあの日から
それからの僕は死にながら生きて来たよ
でもそんな毎日から抜け出せそうなんだ
僕は今日からハンター
国のために働く仕事だよ
未開拓地の探索 魔物の排除 などなど
世界を守る仕事だよ
こうやって旅しながら
僕が自殺するところを君が助けてくれたように
今君が困っているのなら
今度は僕が助けてあげる
君に出会えるのを楽しみにしてる
今日のところはギルドに顔出して
友達のハルビとパーティになる契約をしてくるよ
それじゃあまた
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「さてと もう10時か荷物と頭の整理しなくちゃね」
この後ギルドに行って この間言ってたうまい飯屋で
昼飯食ってギルドの依頼をこなすかな
「ねえハルビ荷物まとめて出かけるから起きてよ」
「起きてるよ」
「それならはやく行こ、ご飯屋が混むよ」
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名前 ライ
種族 人間
年齢 16
ランクC
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名前 ハルビ
種族 人間
年齢 16
ランク C
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「これがギルドカードか案外素っ気ないね」
「そうだな」
こんなんが本当に身分証明になるのか、、、?
「そういやよライ俺らの当面の目標立てないか?
なんかそういうのねえと締まらねえよ」
たしかにそうだね俺も彼女の捜索しか考えてなかった何か討伐とかの目標が良いかな
それならSランク相当のドラゴンかな
「ドラゴンとかどうかな?英雄になれるかも知れないし」
「ドラゴンでもいろんなやついるだろ三大神竜とかさそこまで決めちまおうぜ」
三大神竜ってたしか 地竜 氷竜 黒竜の3匹だったよね
1匹で三大都市を一撃で滅ぼすエネルギーがあるようなやつを目標にして意味なんてないよね
眷族あたりにしとこうかな
「それは無理だから眷族にしようパイロドラゴンとかさ」
「それもそうだな、じゃあこの後の予定だけどこの田舎町から三大都市のひとつのディザイアに向けて出発だよな?」
「そうだよ途中に魔物に襲われるからこうやって装備を整えてるんしょ」
魔法剣士の僕と戦士のハルビ
相性は悪いがハルビはこの町で最強と言われてる人物だ魔物に襲われてもここらへんのスライムとかなら
負けることはまずないだろう
「装備整えたのはいいけどもう夕方になっちまう
この状態での旅は危険だ出発は明日にしよう」
「そうだね明日また改めようそっちはこの後の予定は? 僕は図書館に寄って行くよ」
「俺は買った装備の手入れをする戦士は斧のグリップとかを手に合うように削ったりしなきゃいけねえんだ
その後は寝る」
「わかったじゃあ明日8時にギルド集合で」
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さてと図書館に来たのはいいけど何を調べようか
まずは地理や出会っちゃいけない魔物や魔人について調べよう
3時間後
沢山読んだがわからないこともあった
地理に関しては完璧だ
三大都市の情勢
ディザイア テンパード フォルセンの三大都市
それと死んだ人と出会える迷いの森
古代の人が作り上げた古代遺跡ムーン
他にも天界や魔界もあるようだかCランクでは
閲覧不可能だった
それぞれの特徴も覚えた
だけど問題は魔人だ
その人は生まれた時から魔人だが普通の人間と区別がつかない
判断する方法はただ一つ 殺して判断するのみ
魔人には心臓がない
そして魔人はある日を境に本人の意識がなくなり
魔神の傀儡として操られて魔神復活のための道具とされてしまう
という内容だったが「ある日」の部分が具体的じゃなくてわからないな
きっと魔人が捕まったら殺されずにずっと研究されるんだろうな それだけは勘弁だ
今日のところは明日に備えて寝よう