彼方
たくさんの出逢いを越えて
「ありがとう」の嬉しさを
「ごめんね」の優しさを
「さよなら」の悲しみを 知った
大雨の後に出る七色の虹が
澄み渡った青空が
静寂の中で輝く星が
こんなにも遠いことを 知った
なのにどうして 届くはずのないものに
手を伸ばし続けてしまうのだろう
たとえ涙が枯れても
心から笑えなくなっても
感情を隠すことに 慣れてしまっても
もうこの願いが叶うことはないのに
いつかどこかで 逢うことができたらと
今日も願う僕がいる
あの日の君に 笑ってほしくて
僕が犯した罪の せめてもの償いとして
今から君に逢いに行くよ
今までありがとう
みんな、サヨナラ…