日常の中にも影
どーも豆電球です。
一回失敗してしまったので今回はオリジナル作品にチャレンジしました。
今回はずっと夢だったバトル+日常系作品です。
読んでいただけたら幸いです。
普通の街、普通の人々、普通の学校.....
そんな普通な日常を送る、普通な場所に
唯一普通でない者があった。
それが「悪人」と呼ばれる弱い人間につき、条件と引き換えにその人にできない悪事を代わりとなって果たす
謎の人影。
そして、その「悪人」の正体を調査し、討伐する部隊、通称「悪人狩り」。
「悪人狩り」のメンバーは計3人。
篠原 雪泉、矢吹 奈々(やぶき なな)、忌野田 大和
その3人だ。
■ ■ ■ ■
「最近、国語の授業の担任マジダルくね?」
一時間目の国語の授業が終わってから約5時間してからそんな愚痴をこぼしたのは
「悪人狩り」の自称副隊長の忌野田 大和、悪い人ではないんだろうが
不良というかチャラ男みたいな性格のヤツだ。
「大和、お前はもうそろそろ部活だろ?」
私もいい加減、大和の愚痴を聞いているのも面倒くさくなってきたので
適当にそんなことを言った。
「おっと、そうだった」
「大和君って何部だっけ?」
「お前その質問も今日含めて39回目だぞ?いい加減覚えてくれ・・・」
珍しく大和が呆れ気味にそういった。
すると奈々が
「違うよー、45回目だよー、適当な数字出さないでよ大和君ー」
「そんなことぁ、どうでもいいの!!俺はサバイバル部だ!!これが最後だからな!!」
「そんな意味の分からない部活、何回聞いたって覚えられないよー」
意味が分からないからこそインパクトが強くて覚えやすそうだが.....。
「じゃあ行ってくる!二度とお前らなんかと一緒に帰るか!!」
「言ったからな?」
「嘘です....]
「いつも大和君同じこと言って部活に行くよね?」
「そうだな、そろそろ飽きてきているのだが....」
「よし私達は帰るとするか」
そう言って私と奈々は帰り道を歩く。
「じゃあ私は向こうだからぁ、雪泉ちゃん、じゃーねぇ~」
「うん、また明日」
そう言って奈々と別れ、少し暗くなってきた道を歩く。
家までは随分と遠い、学校から歩いて約1時間半といったところだが
後ろから足音、それも今からではなく、奈々と別れて5分後位からずっとだ。
さすがに怪しい。
気付かれないように警察に連絡、その後、後ろを振り向いて外見をチェック
ついて来ていたのは一人だった。
黒いジャンパーを着ている金髪の男だった。
「なんですか?」
私が一言、言うと男は走ってきた。
しかしそこまで速くない。
私も走る。
なかなか綺麗なフォームで走ってはいるがやはりそこまで速くない。
3分ほど追いかけてきたところで男が話掛けてきた。
「俺からは逃げられないって知っているはずでしょ?一緒に来てもらう」
そんなことは知らない、初見だ。顔も知らなければ声も聞いたことない。
だが台詞は似たようなことを聞いたことある気がする。
なので私も
「無理よ」
そう言った。
すると男が
「あぁ?」
キレ気味でそう言ってきた。
だから私も
「あなたに私を捕まえることは出来ない、逮捕されるのはあなたよ」
そしたら男が大声で
「あ”ぁ”!!やってみろよ!!!!」
と言ってきた。
その瞬間、男の肩をポンポンと軽く叩いた人がいた。
「はいはい、逮捕してあげるから両手だしてね?」
中年のオッサン警官が男の腕に手錠を掛けた。
「ふぅ、逃げてるうちに家を通り過ぎちゃってたよ」
その後、警察の人から色々聞かれたが門限の11時には家に帰れそうだ。
「ただいま」
「おかえり随分と遅かったわね」
「まぁ、色々あってね、とりあえず今日は疲れたからもう寝るわー」
部屋に入ってベッドに倒れる。
いつも寝てる時間より3時間も遅くなってしまった。
■翌日■
「今日サァ転校生来るらしいぜヒャッホォォォォォォォイィィィ!!」
朝からイラつく大和の声それに続き
「転校生とか秘密のニオイしかしないですなぁ、きっとその転校生はラスボスだったり神様だったり
ましては攻略こそクソ難しいが人気キャラクターランキングベスト1位だったりするに違いないヨォ!!」
奈々も騒ぎだす。
「奈々はアニメ、ゲームのやりすぎだ、にしても確かに転校生とは珍しいな」
「でも、雪泉ちゃんのほうが転校生みたいな感じがするよねー」
また奈々がゲームにつなげようとしてきた。
学校に着き席に座る。
朝の自習やホームルームやらはとりあえず昨日寝れなかった分の睡眠時間に使う。
気付けば一時間目が終わっていた。
「あ、寝過ごした」
「雪泉ちゃん、おはよー」
右隣の奈々が挨拶してきた。
「あれ?転校生は?」
寝ていたため、どんな転校生だが見逃した。
「雪泉ちゃんの隣ー」
左を向くと、こっちに向かって真顔のまま手を振っていた。
赤い髪をショートカットにしている女の子だった。
「この娘ねー、篠田 美羅ちゃんって言うんだよー」
奈々が紹介してくれたので私も小さく頭を下げる。
「で、次の時間割は何だっけ?」
寝起きなので時間割表がぼやけてよく見えないので奈々に聞いた。
「次は数学だよ」
美羅がそういった。
「あぁ、ありがとう、美羅さん」
私も数学の教科書を探す。
しかしみつからない。
「あれ?数学がない」
完璧に時間割表をみて準備してきたはずだしなにより
今まで忘れ物をしたことがない私が数学程度を忘れるなんてありえるはずがない。
「あ~い授業始めるぞ~、座れ~ガキ共~」
そういって入ってきたのは科学の担当の戸田先生だった。
気まずい雰囲気にならないように美羅に
「ま、まぁ転校してきたばかりなんだから間違いがあるのはしかたなッ・・・・」
喋り終わる寸前、美羅の机を見てみたら
科学の教科書、科学のワーク、科学のノート、フルセット既に準備されていた。
落ち着け、落ち着くんだ。
私に数学と言ってから間違いに気付き必死で探す私に声を掛けずらかっただけかもしれないじゃないか。
きっとそうだ。
そう思い込み私も静かに科学の準備をした。
昼休みになり弁当を食べ終えて昨日眠れなかった残り34分を昼休みを使って
消化しようとしたら男子トイレの方が騒がしい。
しかし私は女子、男子トイレじゃどうしようもない。
ならばここは残りの睡眠時間の消化、寝ることにしよう。
私は机にうつぶせになった。
5時間目の途中、私は目を覚ました。
机にうつぶせになってから丁度34分後だった。
5時間目の国語は寝てる生徒が多い。周りを見渡せばほとんどが机に額をつけている。
だがその中に顔をあざだらけにした男子がいた。
恐らく先程のトイレの方での騒ぎが原因だろう。
その男子の目から頬をつたってある線は涙の後だろう。
■ 放課後 ■
「じゃあ部活行ってくっからぁ」
大和が部活に向かう。
「あれ?大和君何部だっけ?」
また奈々が尋ねる。
「俺はもう言わんぞ!昨日最後と言ったろう!」
「ちぇっ」
「私達も帰るぞ」
「うん」
帰り道を奈々が一人でずっと喋っている中、私は国語辞典を開き700ページから896ページまで
しっかりと読む。
「奈々さんの話、おもしろいねぇ」
いきなり奈々と違う声が聞こえた。
振り向けば、転校生確か名前は
「美羅さん、いつからいたの!?」
「雪泉ちゃんが国語辞典の803ページを眺めてるときから」
「あ、あぁ、そうだったんだ・・・・」
803ページということは約3分前か。
「そういえば美羅さん、家は何処なの?」
「電車に乗って3つ駅を通り過ぎるから・・・」
「結構遠いんだね・・・」
「そもそも駅は真逆じゃないか!なんでこっちまできてるの!?」
「一人は・・・寂しいもんな・・・・」
意味のわからいないことを言って夕日を眺めてる美羅に思わず
「は?」
と言ってしまった。
「じゃあ雪泉ちゃんまた明日ぁ」
元気よく手を振る奈々。
「さようなら」
奈々と一緒に小さく手を振る美羅。
「またね」
私も小さく手を振って奈々と美羅を見送る。
「ふぅ、今日はすさまじく疲れたな・・・」
そんな一人言を言って帰り道をのんびり歩く。
20分経ったぐらいから雲が出てきて
薄暗くなってきた。
歩いて帰っていたら降ってくると思い小走りで帰り道を急ぐ。
すると前方に黒い髪で目が黄色く光っている男の子がこちらを瞬きもせずじっと見ていた。
「まさか、「悪人」!?」
一歩下がり手首をゆっくりなぞる。
すると雪泉の手首に四角い機械が出てきて腕にしっかりくっ付いた。
その機械からは「レーザーブレード」が暗い路地裏で光る。
「一人だけで悪人と接触するとは付いてないなぁ」
悪人は足元の辺りから黒い矢印のような形をした影を雪泉に向かって伸ばしてきた。
宙返りをしながら私はそれをかわして悪人の方をしっかりと睨んだ。
すると悪人は周りに矢印型の影を当たりに飛ばして近くの建物は廃墟と化した。
それを見た雪泉は焦りながら小さく笑い悪人の方をしっかりとまた睨んだ。
今回はこの作品を読んでくれてありがとうございます。
初心者なので失敗や間違いがあると思いますので感想の方で書いていただければさらにありがたいです。
連載なのでほんの少しでも読んでくれた方がいれば続きも描きたいと思ってます。