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ビースト・デリーター  作者: 水無月 天音
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序章


初めまして、水無月 天音と申します。


この「ビースト・デリーター」は、他のサイトに投稿していた小説の一部設定を変えたものです。


何かファンタジー小説を書きたいと思い書き始めた小説で、設定を細かく決めており、とても愛着があります


より多くの人が満足し楽しめる小説を目指していくので、どうぞよろしくお願いします。

夜空の如き漆黒の髪に、海底のように深い碧の瞳。


その身に纏うは、紺のシャツと枯草色のズボン、その上から濃紺のフード付きロングコート。


柄の部分にボロボロの布が巻かれ、鞘には星空があしらわれた剣を背に背負った少年は、絶え間無く足を動かしている。


そして、寂れた大きな謎の建物の前まで来ると、足を動かすのを止めた。


どこか寂しげで、どこか怪しげな雰囲気を放つ建物は、立方体のブロックを三つ並べたものに窓ガラスをくっつけたような、何とも質素なデザインである。


壁は白一色で、ところどころ茶色や灰色の汚れや、大小それぞれのひび割れ、欠けている部分があるのが、少年の目に留まった。


それから、クシャクシャの丸められたと思われる白い紙をポケットから取り出すと、片手に持って紙に目線を移す。



「…………ここか……?」



そう言って紙と建物を、何かを確認するように交互に見た。


少年は眉間にシワを寄せてじっくりと建物、次に紙を凝縮し、それからゆっくり口の端を上げ、にやりとした笑みを浮かべる。



「……お仕事の始まりだ」



心底楽しそうに呟くと、少年は建物に向かって再度歩みだした。


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