穂香
幽霊確定から三日目分かった事は幽霊でも眠くなる。自由に空を飛べる。物理貫通、何も食べなくても平気(でも腹は減る)くらいかな。今日は久しぶりに穂香に会いに行こうかな。「おじゃましまーす」穂香の部屋に一応ノックして入る。
両親は共働きのせいか見かけなかった。部屋は暗く、私達の写真の前で泣き腫らした穂香が横になっていた。学校もずっと休んでいる。そして手首には切り傷が!
「穂香、もう止めて、私はここにいるよ。ずっと一緒だよ、だからもうこんな事は止めて。」涙が流れる。すると穂香は「夏美、そこにいるの?どうしていってしまったの?」私は懸命の力でシャーペンを持つ。「触れた!」紙に必死で文字を書く。ほの…かいつ…もいっしょ……。げんきだし…て
穂香の顔が驚きから笑みに、そして泣き始めた。ふと鏡を見ると微かに私が映っていた。「なつみいまた会えて嬉しいよ。」「私も嬉しいよ」必死に書いた。
穂香は急いで50音図と1円玉を取り出した
「夏美、また会えてうれしいよ。」「私もよ、直ぐに来れなくて本当にごめん。もう二度と自分を傷つけないでね、約束だよ。あと明日から学校に必ず行くこと。」うん、穂香は笑顔で約束してくれた。「そろそろ眠いから家に帰るね。」「そうなっても眠くなるんだ」」じゃあまた明日学校でね。おやすみなさい。
私は穂香の家を後にした。




