クリスマス
今日はクリスマスイブだ。穂香は友達とクリスマスパーティーがあるからと出かけて行った。私も誘われたがやはり行く気にはならず一人で街を散策した。
街はカップルや家族でいっぱいだった。あちこちからクリスマスソングが流れてくる。私も生きていたら、家族やみんなと楽しいクリスマスが過ごせたのかな。
もしかしたら素敵な彼氏がいて2人で素敵なイブを過ごせたのかな。そう考えると涙が溢れてきた。
私は自然と自分が住んでいた家にに向かっていた。家の中では両親が小さなクリスマスケーキとクリスマスツリーを私の祭壇に供えていた。お母さんがクリスマスソングを聴かせてくれた。
小学2年生の時にサンタクロースがお父さんお母さんであることを知った。私が寝たふりをする中でお母さんとお父さんが(どんな子に育つのかなぁ、お母さんに似て美人になるかな?。お父さんに似て優しい子に育ってほしいなぁ)等などいろいろな期待をされた。
少しは期待通りに育ったのかな?先に逝ってごめんなさい。
私はいたたまれなくなり家を後にした。涙がこぼれる。私はいったいこれからどうなるの?不安が溢れ出す。気が付くと自分のお墓の前にいた。今日の墓場はいつもより静かだ。私は久しぶりにここで眠りについた。
ふと気が付くと雪が降り始めていた。スノークリスマスだ。そう思いまた眠りについた。




