お寺にて
「では君のなぜ成仏できないか?の質問ですがはっきり言ってわかりません。」(えーこの人本当あてぬなるの)「世の理に反するのは確かですが悪霊化していないし神様にも断られたのですよねー。」「はい」
「何かこの世に強い未練はありますか?」(強いて言うなら穂香と両親の事くらい?)「不本意な死に方をした事ですかね。まだまだやりたい事もいっぱいありましたし。」
「例えば恋とか。」「いやいやいや」私は全力で否定する。(確かに気にする人がいたかといえばいたようないないような、まあ穂香と被っているからなあ、私死んでるからそこは穂香の幸せを考えて)
「あとは何か使命があるとか。」(滅相もない)
「まあ気長に考えましょう。時々私を手伝ってくれたらウィンウィンの関係で(まて、私にはメリットがないんだが)
とにかくその潜在霊力が気になりますね。気に当たることはありますか?「いやあ、特にはないんですけど。」江の島のことはあえて内緒にする。
早く成仏出来ることを祈ってますね。」(だから今は出禁なの)(頼りになるんだかなりないんだか)
「そちらのお嬢さんはまたオーラが強いですね。悪霊が寄ってくるわけだ。」ただオーラの強さが普通じゃないから、何かの加護がありますね。思い当たるフシは?「いえ、特にないです。」(島での事は内緒にしてくれた。)「やはりきっと何かの使命があるのですね。これからもトラブルにまき込まれるかもしれないから注意して下さい。」
(結局根本的な事は解決しなかったがとりあえず理解者が出来たことはよしとするかな)
私達はお礼を言って立ち去ろうとすると木村さんが穂香に3枚のお札を差し出した。「もし何か困った事があったらこれを使いなさい。ほんのお礼ですよ」
ありがとうございます。
私達は木村さんのお寺を後にした。(それにしても木村さんの後ろにいた白虎は何だったのだろうか?あれがいればあの男性についていた悪霊くらい簡単に御祓いできただろうに……。木村さんって結構凄い人かも。にしても白虎可愛かったなあれ。もふもふしたかった)
と考えていると穂香が、「木村さんの後ろの虎さんかわいかったね。」と一言
「穂香にも見えたの?」「最近うっすらだけど色々視えるようになってきていて、」視えるようになってきたのね。うちらと関わり合ってきたせいなのか龍神様の加護のせいか?とにかく怖い思いをしないてね。と願う。
そういえば高木警部なんの役にも立たなかったな。小さい犬がまとわりついていたなあ…と考えてる間に家についた。「ありがとうございました。お疲れ様です。またよろしくお願いします。」
彼は去って行った。今度また江の島に行こうかなぁ?と私は考えていた。




