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お葬式
「とりあえず家に帰ってみよかな。」家に着くと親戚や同級生が大勢来訪していた。「夏美ぃどうして死んでしまったの!」中でも特に仲良しだった穂香がひときわ号泣している。「穂香、私はここだよ」聞こえるわけもなく?急に穂香がそわそわしだしたがまた泣き始めた。みんなも泣いている。「ごめんねみんな、私はここにいるよ私の為に泣いてくれてありがとう。」
お坊さんがお教を唱えているが特に変わった様子も起きることなく……。自分の遺体をみてみると立派な死に化粧がされていた。「私って綺麗、勿体ないことをしたよ。」思えばよく街でナンパされたなぁ〜まあ私が興味あるのは穂香だけだけど、それはそれで問題あるかな。」遺影を見たりお坊さんの頭を撫でたりしてみたがやはり何も起こらない。やがてお坊さんのお教が終わりいよいよ出棺となって「皆様ほんとうにありがとうございました。最後のお見送りに花を添えてあげてください」「その花はここにおいてね。あの花はこちらに置いて欲しい。」希望を言うも聞き入れられるはずもなく私の身体は花で埋め尽くされた。やがてフタが閉じられ火葬場に出発する車、
流石に自分が焼かれるところは見たくないので家にいることにした。「みんなありがとうね。」あとは49日で成仏かあ。天国お願いします。私は初めて本気で神に祈った。




