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⑴『引力と磁場』

⑴『引力と磁場』



遠方の彼方から、俺の前世が在ったとしたら、それも明白ではないにしろ、確かに引力の様に、何かの影に引っ張られていくのが、脳内で分かる。言わずと知れた、月や太陽の如く、人間を擬体させた、一種の幻惑の様に、引力は磁場を創造する、俺は俺以外の、何者でもないのに。



言葉の繋がりを合わせるかの如く、何かを見失ったとしても、その忘却の彼方から、また、何かを発見するだろうし、忘却こそ創造なら、引力は芸術と無縁ではないだろう。従って、俺の命題は、まさに、俺の状態をその状態として、持続させることにあった。



俺が何を言っているか、分からないというやつが、俺を俺だと理解する調べに、今度は俺が自己証明を強いられる、この世の中、しかし、他者なりの俺でも、俺は構わない。多分、引力と磁場が、俺を保っているのだろうから、という発言は、全うである、今の俺にとって。

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