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七話 魔王光臨(一年ぶりくらい
そうしてオーツ君とただれる性生活を送りつつ、万年床に寝ること実に二年。
その間、食事は部屋に自生するキノコ、水分は……わかるな?
そう、ボトラーだ。
そして二年が経ったころ。
家の扉を誰かが叩く。
ドンドンドンドン!
うるさいなぁ……眠いのに……。
ガンガンガンガン!
音がだんだん激しくなる。
ドガン!バコッ!ゴキ!メキメキ!
メキメキ?
そうしてドアを見ていると、暴力的な速度でドアがへこみ、こじ開けられた。
「一体! 何年読者を待たせる気だぁ!」
信じられないデカい声で知らない男がドアの向こうで叫んでいる。
みるみるうちにドアは破壊され、日の光が家に差し込む。
バダン! と倒れたドアの向こうに立つ影は、魔王的な装束に身を包む知らない誰かだった。
僕は訊いた。
「誰?」
「魔王ハセクランこと支倉シンイチローだ! どう考えても俺の配下になりにくる流れだっただろ! それでも作家かぁあああああ!」
まさかの魔王登場だった。
続きがあるなんてだれも思ってなかっただろう。
僕も書くとは思わなかった。