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爆縮と体温の機知(5)

ソフトクッキー

さくらんぼの赤が

その部分に張り付き

近くにあるから

抱き締めるのでは無く

何処に居たとしても

目的をそれとして

抱き締めに行くであろうと

確信を持って言えた

二本のラインは

全てを形容して

厚く張り付いていく

小綺麗など

どうでも良い

しっとりと湿気を含んだ

ソフトクッキー

口腔内の感覚を

掻き混ぜていく


滴り落ちる雨音は

家の中では

心地良さを実感できる

人知れずの後に

続く言葉は要らない

欲しい物は

既に決まっていて

一つ一つに

猛烈な意味合いがあったとて

そこを突き抜けた先に

目が入ろうとする

心と身体の目的が一致したら

ゆっくりできない

だからといって

速いだけでもない

一呼吸を置きながら

確認して行く

欲しがる

間に間に

全てを欲しがる


相手に求めながら

そして

求められた先にある顔に

素直さを見ている

巻き戻しをしたり

早送りをしたり出来ない

コマ送りだけはタイミングで

張り付いてくる物がある

深く入り込む感情に

身体が答えるような

冷静になったら負けという

一種のゲームのような

薄くて分厚い時間に

まるで

入道雲の上を飛ぶように

満足感と幸福感を得る

弄ぶでは無い

心を持って

互いに遊ぶという

心情の繋がりである

緩やかに萎む時間も

手を握りながら

話をするだろう

寝顔を見た方が

朝食を作るとしながら





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