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異世界チュートリアル3

   こうして最初に戻る···



「とりあえず君が大馬鹿なのは分かった···

まずは急いでここから逃げるよ!このまま呑気に留まっていたらすぐに騒ぎに気付いて誰かがやってくる。


そんな事になってみろ!君と僕の立場が危うくなるし、そんなばか騒ぎになれば、君のいちおうの目標である穏やかな日常は絶対送れないね!」



「馬鹿で悪かったなっっっ!!!」


確かに馬鹿だから軽く考えて魔法を計算しないで使ったのは今の現状を見れば否定は出来ないけどさ···


「じゃあ、転移っ!!!」


「だから心の準備をさせないでいきなり転移するのはやめれっ!!!」


またいきなり転移しやがったよ···

当然のようにまた顔面から盛大に着地したよ!



めちゃくちゃ痛ぇ··········


「到ぉ~着ぅ~!

さっきの場所から一応数キロ離れた同じ森だね。まったく!君のせいで街から離れた場所に来なきゃいけなくなったじゃないか!」


「いきなり転移するなって言ってるだろうが!

まぁ、魔力調整の失敗は俺のせいだから文句はあまり言えないけどさ···」


「分かればよろしい!

そういえばさっきの場所で動物も多少巻き込まれたみたいだから、可哀想なんで軽く生き返らせよ。人間がいなくて本当に良かったね~。」



確かに人がいなくて本当に良かった···

巻き込まれたりしてたら一生心のトゲが取れない位トラウマになるだろうからな。あまりの罪悪感に押し潰されて···

人がいなくて本当に良かった!ホントにホント········っん?今何かとんでもない事を口走ってなかった!?


「ちょっ、ちょ待てよ!

今とても大事なこと言ってなかった!?生き返らせたって言った?」


「君が何故某アイドルの某モノマネ芸人が言うようなネタを使ったのはよく分からないけど···


確かに出来るよ!生き返らせること。

だってどうやって君を転生させたと思っているんだい?

それくらい出来なきゃ君を転生させるなんて出来るわけないでしょ。今回は一応この世界の魔法だけで生き返らせたよ。だから、未知の現象を起こした訳じゃ無いから変な探知で周りに騒がれることはないよ!


だからチート能力のある君が少しコツさえつかめれば使えない事はないよね」



「へぇ~、この世界魔法でそんな事出来るんだなぁ~···

しかも俺にも使えるんだぁ~·········って、また今ものすごい事カミングアウトしたよねぇ!?

はぁ!?そんなゲームみたいな都合の良いこと出来んの?俺が?」


「そりゃ出来るよ···

だって君のチート能力って基本僕が与えたものだから、僕が使える魔法は君にも使えるよ!

ちなみに、この魔法は光と闇の魔法の合体魔法だからちょっと難易度は高いかな···


使い方は、光の魔法を基本として、闇の魔法を徐々に加えて行くとまるでダイヤル式の金庫を開ける時みたいにガッチリ合う場所があって、そこに合わせると魔法が成功する···


ただ、闇の魔法呑気に魔力量が多すぎると、生き返った者が復讐に囚われた魔獣のような者になってしまうから、使う時には細心の注意を払わなければいけないよ···


今の君は使わない方が良いよね!」



そりゃそうだ···

自慢じゃないが、今の俺では火を付けるだけであんな大惨事になるんだから、頭のオカシイ魔獣が出来上がってもおかしくないわな···


「それに、そんな魔法を多用すれば、かなりの面倒事に巻き込まれるに決まってる。生を与える魔法を使える人間と死を与える魔法を使える人間、どちらが騒動の種になりやすいと思う?」



「そりゃあ生を与える方がかなり珍しいだろうから、注目は集まるよね···」


俺だったらそんな奴がいたら、一生逃げられないように拘束だろうがなんだろうがして留めておくよな···


「だからこの魔法は一応使えるということだけ心に留めておいて滅多な事が無い限り使わないように!

僕が憑いているから、使う時には一応許可をとるようにしてね」



何だか他の魔法がどうでもよくなるような事を成り行きで教えてもらってしまったな···

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