第七話 整理
元はアクリミナから聞いた情報を整理することにした。
アクリミナから早く願い事を書けとも言われないし、時間がないとも言われてはいない。
ここはじっくりと考えさせてもらおうと元は思った。
まず、元はクラスメイト全員と教師と共に召喚された。
召喚された原因は魔術師達の大規模魔法。
この白い空間は神界。
自称女神の名前はアクリミナ
クラスメイト達と教師には便利なスキルを分配。
クラスメイト達は俺を置いて召喚された国へ既に送られている。
俺の分のスキルは無く、申請用紙と言われた願い事を一つ叶えてくれる紙を貰った。
俺達が喚ばれた世界はクルセリア。
スキル、ステータス、魔法が存在する世界。
申請用紙が叶えられる願いは、(今回は)アクリミナの力が及ぶ範囲。
「んー、こんなもんか…?」
前提として、アクリミナから聞いた情報は本当だとしておこう。
情報の真偽を疑っていたら何も考えられない。
その上で、今考えなければならないことはなんだ?
召喚に関して、この場所の特定、クラスメイトに関して。
これについては今は置いておこう。
考えても分からないし。
スキルに関してだが、貰い損ねた事と、ステータスを確認して持っていないことが分かった。
ステータスと睨めっこしていても、lvが上がらないと数値が変わるなんてことはないみたいだ。
今一番考えなければいけないことは、申請用紙に書き込む内容。
そして、アクリミナについてだ。
申請用紙に何を書き込むか。
この申請用紙が叶えられる願いは、サインをした本人の能力次第らしい。
能力以上の願いや、直接他人へ影響を与えるような願いは受理されないらしい。
で、あるならば。
サインをしたアクリミナの能力次第という事だ。
無機物を変化させたり、季節を変更したりできるという事は、間接的に被害を被る人がいてもいいという事だろう。
要は、名指しや個人への干渉が出来ないのだろう。
自称女神と言うだけあって、能力自体は高いようだ。
季節も変えられるし、世界に干渉する事も出来ると言っていた。
ニコニコと微笑みながら、何も言わずただ元の考えがまとまるのを待っているアクリミナ。
何を考えているかは分からないが、質問をすれば答えてくれていたのだ。
分からない事は聞いてみればいいだろう。
そこまで考えて、元はアクリミナに直接聞いてみる事にした。




