3話 人間の世界(夢川えま目線)
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わたしはあたまがいいらしい。
ようちえんじのじてんで、かけざんが
できることはすごいことらしい。
こんなのできてあたりまえじゃないのかな?
わたしはあたまがいいから、
おかあさんにまいにちべんきょうさせられる。
べんきょうするより、
すずねともっとようちえんいがいでも、
そとでもあそびたいのになー…
小学生になった。わたしはいつもテストの点が満点に近い。
クラスの友達や、涼音にはすごい!いいなー、と言われる。
良くないよ、こんなの。だってお母さんは
100点しか認めないのだから。
ちなみにお父さんは遠いところで
仕事をしているから別々で暮らしているらしい。
涼音とは休み時間、お絵描きしたり、
かくれんぼしたり、鬼ごっこしたりしてたくさん遊んだ。
家に帰りたくなくて、毎日5時ぐらいまで
重たいランドセルを背負いながら、
涼音と弟の青葉くんと遊んでいた。とても楽しかった。
中学生になった。わたしの周りにはいつも人がいた。
でもわたしが一緒にいたいのは涼音。
色んな子から話しかけられても、遊びに誘われても、
涼音といることを最優先した。
昔から他の子と遊ぶより涼音といる方が気が楽なんだよ。
涼音がいじめられるようになった。
理由は、わたしとよくいることが多いからと、
体の成長が早いかららしい。
確かに涼音は身長高いし、おっぱいが大きいよ?
でも、それが何。いじめる理由にはならないでしょ。
わたしはいじめられる涼音のそばにい続けた。
涼音が校舎裏でいじめられているなら助けに行くし、
無視されたら、気にしないでいいよって言ってあげるし、
陰口言われたら、
そんなの気にならないぐらい、楽しい話をするし、
物だって隠されたら見つけてあげる。
わたしは涼音のことが大好きだから。
涼音が悪い意味で有名な先輩、
宮廻先輩と関わっていることが分かった。
あの先輩はいい噂を聞かない。
そんな悪い人と涼音が関わってるのがダメな気がして
涼音にちょっと怒っちゃった。
だってあのお菓子やジュースって、
万引きしたり自販機を蹴って出てきた物を
涼音に分け与えてるらしいから
涼音も犯罪者になってしまう。
それが嫌で怒ってしまった。
ある日、道を歩いていると、
道端でボロボロの白い子猫がいた。
かなり痩せていて、やつれている。
とりあえずミルクを与えないと、と思い、
近くの店でミルクを買い、ミルクを与えると、
弱々しくわたしの手に寄り添ってきた。
か、可愛い…!こんな子、見捨てられるわけない!
わたしはその子猫を家に持ち帰り、
勉強頑張るから飼わせてとお願いした。
「勉強、頑張る」という単語に
弱い母親はすぐに了承してくれた。
すぐにペットグッズを買い揃えてもらった。
名前は、白と名付けた。
涼音と青葉くんに白をみせてみた。
2人とも白の可愛さにメロメロだった。
2人はおもちゃで遊んでくれたり、餌やりを手伝ってくれる。
白も2人に懐いてるみたいだ。
それからは遊ぶ時は白も一緒に遊ぶようになった。
あれから時は経ち、わたしは高校生になった。
白はあれから元気になり、すくすく育っている。
中学時代、嫌でも母親に勉強させられたから
学力が高めの雀茶高校の試験に合格できた。
クラスで自由帳にずっと絵を描いている子がいた。
あの子、涼音に雰囲気似てる…。
話しかければ仲良くなれるかな。
入学初日はそう思うだけで話しかけなかった。
そして涼音、涼音は高校に進学せずに、
就職したから遊ぶ機会は少なくなるだろうなぁ…。
次の日、話しかけてみた。
アニメかゲームのキャラを描いていたらしい。
わたしにはそのキャラが何か分からなかったが、
とりあえずかわいかった。
そしてもう一人、やってきた。
そのキャラがどの作品のものか分かるらしい。
わたしは2人と意気投合した。
名前は紫村すみれと、七瀬すいと言うらしい。
あれからすみれとすいとは仲良くなった。
図書館で勉強するって母親に嘘をついてお出かけしたり、
休み時間たくさんお話したり…。
中学時代みたいに、明るくて空気を読めないような子とは
2人のおかげで関わらなくてもいいようになった。
2人には感謝している。
それにしても、涼音、元気にしてるかなぁ…。
あれから驚くことが起きた。
すみれと仲のいい、
自称幽霊の女の子のきららという子が姿を現した。
最初は信じられなかったけど、
次第に慣れていき、雀茶仲良し3人組から4人組になった。
突然、涼音と弟の青葉くんが心中した。
ぽっかり心に穴があいた。
なんでわたしを置いて行くの?
なんでわたしに相談してくれなかったの?
お葬式に呼ばれて、
火葬を行うまでは何にも考えられなかった。
でも、お葬式が終わってからは、
本当にいなくなってしまった、と実感し
涙が止まらなかった。しばらくは泣き続けた。
わたしに残ったのは、白だけ。
わたしはあれから勉強が出来なくなり、
成績も下がっていった。
すみれとすいは心配してくれた。
でも母親は違った。「勉強しろ」しか言われない。
それで初めて親と喧嘩した。
わたしの言い分は何も聞いてくれない。
それが嫌になり、わたしは家出した。
初めての親子喧嘩、家出。
白のことを考える余裕はなく、置いてきてしまった。
ごめんね、絶対家に戻るから。
わたしは走って、走って、走って、知らない場所まで来た。
お金もないし、どこかに泊まることも出来ない。
さぁ、どうしよう…と、思っていたら、
最後にわたしの目の前に映ったのは大きなトラックだった。
…目が覚めると、まっくらな空間にいた。
…目が覚めると、まっくらな空間にいた。
そこにいた人に話しかけてみた。
えま「あの、ここどこですか。」
死雫「お目覚めのようだね。」
ブラッディー「おはよ!」
死雫「君は死んだんだ、だからここにいる。
ちょっと失礼するよ。」
その人は指を鳴らした。わたしの衣装が変わった。
死雫「君に魔法をかけさせてもらったよ、
今から君をエスケープに招待する。」
えま「エスケープ?」
死雫「君がいた世界の言葉で説明すると、
異世界のことだよ。ここに行けば…
死んだ君の幼なじみに会えるかもね。」
えま「?!い、行きます!エスケープに!」
死雫「それじゃあ、精々頑張って生き延びるんだよ。」
ブラッディー「またね〜!」
いきなり現れた裂け目を抜けると、そこは暗い森だった。
誰の家か知らないが、ここで待機してみよう。
きっと、誰かくるはず…。
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えまちゃんの前世資料
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