ビビンバ? 問題
ちっとも、わかりません。
ビビンパ問題に関して言えば
もはや人類の叡智が及ぶ範囲を
おおきく超えてしまっていると諦めざるを得ない
「ヒ」がふたつに「ハ」がひとつ
そのいずれに濁点と半濁点のどちらがつくのか
さっぱりわからないのだからしかたあるまい
おそらく その組み合わせだけでも
100とおりではきかないだろう
(※ あとで 8とおりだって教えてもらいました)
てゆうか そもそも
ピビンパとクッパのちがいがわかんない
ナシゴレンとミーゴレンみたいに
どっちがどっちか忘れたけど
片方がお米 片方が麺だった気もするなあ
そしたら ここに意外なヒントが!
石焼きピピンパって聞いたことあるじゃん?
とすると ビピンパは石焼き芋みたいに
屋台で売られるのかもしれない
屋台といえば炒飯じゃなくて焼きそばだよね
なら お米じゃなくて麺だ
石焼きでじっくり焼いた焼きそば
それこそが石焼きピピンバの正体だって
このはいあかむらさき色の脳細胞が告げている
いまはお米の気分でもないし
朝御飯はトーストだったからちょうどいい
ここは麺にしておこうって決めて
ビピンバを注文したころには
ピビンバ問題のことはどうでもよくなっていた
濁点か半濁点の8とおりより
お米か麺かの1/2のほうが
ずっとだいじなことだからだ
だいじな問題のまえでは ささいな問題なんて
気に病むのもばからしくなるといういい例だね
いいんだよ ささないなことは!
ささいなことは気に病むな!!
略して「いんささ」の精神で生きてゆこう
この問題は解決をみないまま
われわれにひとつのスローガンをくれたのだ
そうこうしているうちに
注文しておいたビビンバがやってきた
具だくさんで ちっとも見えないけれど
ナムルをかきわけたそのしたの麺が
中太か? それとも極太か?
それこそが われわれを襲う つぎなる問題である
お米がいい。