③ “良い人と思われたい欲求”が世界を歪めていく
筆者:では最後に、そもそもの問題として温室効果ガスの筆頭として挙げられているCO2について地球温暖化に対して悪影響があるのかについて見ていこうと思います。
質問者:えっ……散々CO2を削減しようという話があるのにそもそもそれすら間違いかもしれないのですか?
筆者:正確に言うのならばCO2が温暖化に寄与していることについて“相関関係はあるが因果関係があるかは分からない”というのが事実です。
この第一次産業革命以降の100年間で、地球の平均気温は上昇しているというのは確かな事実です。
しかしながら、木の年輪の調査などから、平安時代の日本の平均気温は、今と同じぐらいか3度ほど高かったという結果も出ています。
勿論、1000年前は人口も少なく、人間のCO2の排出量も少なかったわけです。
このことから、今の地球温暖化や気候変動と言われている現象は人間の出す二酸化炭素量とは関係なく地球の温度が勝手に上昇しているだけに過ぎない可能性すらあるのです。
ですので、一つの結果だけを見て結論を出すのはかなり早急なのではないか? と言うのが僕の考えです。
質問者:しかし、国連などの機関では気候変動の原因は温室効果ガスだとしていますよね?
筆者:これも国際的な利権だと思われます。“世界的なコンセンサス“として成立させることができれば、お金になりますからね。
確かに1988年に世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)によって設立された政府間組織であるIPCCによると76%が二酸化炭素が気候変動の原因としています。
ただ、国連のIPCCは温暖化の原因は人類の物だと公衆を納得させるために設立されたもので、合意作りは非科学的であり、対立軸の構築を妨げているとまで言われています。
2009年にクライメートゲート事件というIPCCなどの国連機関をハッキングした事件が発生しましたが、『温暖化は人為的なものとしたデータのうち3分の1は改竄だった。』ことが分かっています。
質問者:ひぃえー、国際機関と言えど全く安心できないわけなんですね……。
筆者:残念ながら、「気候変動問題がCO2が原因である」と言う論調は一部の人間が我田引水をするための“国際的な利権“である可能性も否定できないわけです。
これに関してはYOUTUBEなどの大規模コンテンツ提供プラットフォームでは“誤情報”と認定されるそうなので、僕も非常に表現の取り扱いに注意したいところですね(笑)。
勿論、本当に二酸化炭素などの温室効果ガスが気候変動に影響を及ぼしている“可能性はあります”。
しかし、お互いに100%否定することができない状況でもあることから、“温室効果ガス削減“に極振りするという状況も非常に危険だと考えます。
仮に間違っていた場合、全く関係ない所に向かって全力疾走して結果的に迷子になっているようなものですからね。
質問者:確かにそうですね……。しかし、日本の中だけでは“利権“と言う話では理解できるのですが、海外においてもお金の問題が関わっているというのはどうしても受け入れがたいのですが……
筆者:正直なところ、規模が大きすぎて国際的な問題に関しては推測の域を出ません。
どうしてこんなことが世界中で起きているのか? ということについて、これは僕の個人的な史観で都市伝説的な一つの考え方として読んでいただきたいと思うのですが、一言で言うならば世界統一政府を造ろうとしているんですね。
これは言い方を変えればNWOと呼ばれていて、2022年のダボス会議(世界経済フォーラム)では日本の岸田総理が『グレートリセットとその先の世界へ』とかおっしゃっています。
そのNWOでの建前では『環境問題のために2050年にはCO2排出量がゼロに(=脱炭素)』「国際的な問題を皆で解決しよう」「越境する会社に課税するためには統一政府を」「誰一人取り残さない」と言った標語を掲げています。
こういったまた見栄えだけは良さそうな“逆らいにくい内容”で同じような考え方でまとめることができれば、都合よくコントロールすることができます。
膨大なお金を持っている人たちはお金を稼ぐことも大事にしていると思いますが、もはや天文学的なお金を持っている人たちは「どうすれば人間の心をコントロールすることができるのか?」を注視しているような気がしますね。
質問者:しかし、善意で気候変動に取り組んでいる人たちは可哀想ですね。
筆者:まぁ、そう言う見方も出来ますね。
その結果迷子になりかけている“気候変動に関して先進的な”欧州の国々ではさらに不可解なことが起きています。
イタリアでは電気自動車やエコな家以外作ることができない地区が出来たり、
フランスでは2時間半以内で行ける範囲内の航空便が廃止になる法案が可決されたり、
オランダでは牛が30%削減されることが決定してデモ活動が起きて大騒動になりました。
イギリスでは有事の際に車で15分以内に行けるところ以外行ってはいけないという法案が検討されたりしています。
質問者:どうしたらこの不可解な流れに対抗することができるのでしょうか……。
筆者:この一連の流れについて主張し過ぎると“目をつけられてしまう”可能性があるので、「こういうこともあるかもしれない」ぐらいに頭に入れてもらうぐらいでちょうどいいですね。
ですが、世の中の見方が変わるだけで、騙されにくくなるので全く無意味では無いように思います。
何せ、国際機関やSNSなどの巨大プラットフォームを握っているので下手に対抗すると総力を結集して叩き潰しに来ます。
明確にデータとして出ている事実を並べてあまりにもおかしいこと(太陽光のために森林伐採することなど)に関しては反対していく、そう言ったことしかないと思います。
こういった明らかに異常な現象でさえ封殺されてしまう恐れはありますが、そう言ったことですら抵抗していかなければ“自由“の範囲はドンドン狭められていきますからね。
質問者:環境ファシストさん達に対抗するのは大変なんですね……。最後にこのような環境ファシストに対する考え方みたいなものがあればよろしくお願いします。
筆者:これは対環境ファシストだけの話ではありませんが、『自分軸の価値観をもって生きること』が大事なのかなと思います。
環境ファシストさん達のタチの悪い所は、「地球環境保護」「SDGs」など建前はとても素晴らしいので表立っては批判しにくいと言うことです。
建前の素晴らしさに目くらましさせられていて、実情はこれまで見てきたように「本末転倒状態」になっていることに気づきにくいと言うこともありますね。
しかしながら、自分軸での考え方があれば、感情に流されにくくなり乗り越えることも可能になります。
相手から押し付けられたイデオロギーや感情や信条や建前ではなく、客観的に起きている真実を見て分析して欲しいなと思いますね。情報と感情を上手い切り別けることが大事だと思います
ちなみに、僕の“自分軸”についてですが『考えられる人を増やしたい』と言うことを理念にこういったことを問題提起として発信をしていっているわけです。
『考えられる人を増やしたい』という理念を達成するためには、まずはそれが『どれだけいい事なのか』を自分の発信でもって証明していきたいわけです。
質問者:なるほど……それがちゃんとした分析に繋がっていくのですね。
筆者:後は世の中の皆さんの中には“良い人だと思われたい”と言う感情や“悪い人だと思われたくない”と言った潜在的欲求があると思うんです。
そう言った感情を持っている人たちの多くが問題を直視せず、“建前”に乗っかったり、見て見ぬふりをしていると思うんです。
恐らくですが気候変動対策を不可解なぐらい強く推進している人は“自分は地球環境のために良いこと・良い発想をしている”と“自分に酔っている”可能性すらありますね。
実際に欧州では反環境的な企業などを破壊する若者組織があります。それらの組織に所属している若者たちは“承認欲求”と“良いことをしている”という自己肯定感から反社会的活動を行っていると思われます
今の時代、非常に生きにくくストレスがたまる生活をされている方も多いと思うのですが、冷静に状況と自己分析をして欲しいように思います。
質問者:確かに世の中の潮流に乗っていれば少なくとも“悪い人”にはならないですよね。
筆者:何も考えずに世の中の潮流に乗ることについて否定する気はありませんが、それが“良い生き方”とは僕は思わないと言うことです。
一度立ち止まって考えた上で、それで同じ結論であれば良いと思いますけどね。
多忙な日々の生活に追われて時間が無い方についてはニュースを見て感情的に環境ファシストなどに加担するぐらいなら全く見ないほうが良いように思いますね。
ニュースを見ない方が良い理由につきましては『マスコミは全てがプロパガンダ!』 https://ncode.syosetu.com/n8344hq/という過去のエッセイをご覧ください。
と言うことで今回もお読みくださりありがとうございました。今回のように政治・経済、国際情勢のエッセイを書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。