間違った魔剣の使い方
ある日、自暴自棄となっていた上保原祐一は酔った勢いで魔剣『啜姫』を拾ってしまう。
人を斬ることこそが彼女、『啜姫』の存在意義。
しかし、既に戦乱の世の中が終わり平和が到来した現代では無用の長物と成り果てていた。
そんな世界で彼女が見出した存在意義、それはギャンブル。
彼女と契約してしまった手前、祐一は対外的には彼女を妻として同居するも、ロクに働かず、ギャンブルの沼にハマる彼女の魔の手が家計を脅かしていた。
これは一振りの魔剣から自身の預金通帳を守るため奮闘する一人の男の物語である。
この作品は『カクヨム』にも掲載中です。
プロローグ
2020/07/09 08:06
それはまるで白昼夢のようなⅠ
2020/07/09 08:10