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30 関係

※※※2021/3/21より、本作の大幅改稿版『最愛なる猛毒、致死量の慈愛。』を連載しております。大まかな展開は変わりませんが、【演出】【構成】【台詞】【一話あたりの文字量の改変】等、読みやすさを重視した改稿となっており、また、本作では描かれなかった【糸子と星史のはじまり】を書き下ろしております。読まれる際には改稿版のほうを強くお勧めいたします。※※※




 呼出音が長々と続く。既に日付を跨いでいるのだから、もう寝てしまっていても無理はない。けれど、出発前に一言、告げておきたかった。


「……なに?」


「あっ、ごめん。……寝てた?」

「……ええ。」

「ごめん。」


 それに、声も聞いておきたかった。


「平気よ。どうしたの、」

 寝起きの気だるさのせいか、雨宮の声は、不思議とやわらかく耳にふれた。


「百香は?」

「……寝てるわ。さっきまで、起きてたけど。」

「はは。夜更かしするって意気込んで、先に寝たんだろ?」

「ええ。」


 真夜中の野外に配慮して、僕はもう一度小さく笑い声をあげた。



「星史を迎えに行ってくるから。」



 その延長で告げた。

 雨宮からは、声が戻ってこない。


「待っててくれよな。」

 お構いなしに言い切った。彼女を真似た、出来るだけやわらかい、声で。



「ええ。……まってる。」



 予想外な素直さに、変な笑いが意地悪く出てしまう。


「なんだよー。ついてく! くらいあると思ったのに。」

「同行したいのは山々よ。……でも、」

 雨宮も、配慮するように声を潜めた。


「あたしにはあたしの、やらなきゃいけないこと、あるから。」


 なんだよ、それ。

 からかうか、真剣に返すか、選ぶよりも先に、



「セージさまを……おねがい。」



 雨宮の声が、やわらかく切なく、しみこんだ。



「雨宮、あのさ……」


 僕のこの声も、彼女にしみこんでくれればいい。

 気取(けど)られないよう、密かに願った。



「ぜんぶ済んだらさ、デートしてよ。」


 彼女の評す、ボンクラで、たわけで、グズな僕でいられるよう、祈った。




「済んでから言いなさいよ、無能。」



 そっか。無能もあったか。

 真夜中の野外、配慮していたはずの声が結構な音量で、笑った。






「恋人へのお別れは済んだかな?」

 車に戻るなり佐喜彦(さきひこ)さんが目を細めた。どうにもやらしい視線も厄介なのだけど、発言自体が返答を悩ませる。

「えっ、あっ……はい。」

「へえ、恋人なんだ。」

 つい頷いてしまった肯定に、佐喜彦さんは更に目を細めて、いっそうやらしくからかってくる。


「無視していいわよ。星史の倍、めんどくさいから。このひと。」

「あんまりだね。依世にだけは言われたくないんだけどな。」


 イヨさんからの辛辣な指摘にも一切動じず、むしろ笑顔で対抗しながら彼はエンジンをかけた。軽やかなハンドルさばきで真夜中を走り出す。

 普段中古の原付二種ばかりの僕には、乗りなれないセダンの動きが、いやに上等に感じられた。まあ、ずいぶんと心地いい錯覚ではあるのだけど。少なくともシートは正真正銘、上質なんだろうし。


 つまり乗り心地も、正真正銘、良いはずなのだ。


「渋滞は無いと思うけど、四時間はかかるよ?」

新幹線(しはつ)待つよりは早いじゃない。」

「到着は真夜中寄りの明け方かあ……。義姉さん、かわいそ。」

「問題ないわよ。伯母さまはこういう異常事態、楽しむ性分(たち)だから。」


 なのに、なぜだろう。おちつかない。


「それに、あなたも嫌いじゃないでしょ? こういうの。」

「まあ、大好きだね。」


 原因は大方わかっている。


「そんなことよりさっきの話。仲村くん、名義渡したのずいぶん後悔してるよ。兄孝行のつもりで、引き払ってあげたら?」

「嫌よ。あのマンション、立地が私にとって完璧なんだもの。勝手も分かるし。」

「でも毎日「死ね」は心病まない?」

「全然。私、もう仲村の籍抜けてるし。」

「そういう問題じゃないよ。」


 前部座席にて、するすると会話を交わすこの二人のせいだ。


「うちの社宅で立地も使い勝手も保障する(いえ)、用意するからさ。」

「なおさら御免よ。」


 口ぶりも表情も意見も相反しているのに、なぜこうも会話が途切れないのだろう。内容の割に殺伐としていないし、自然であるのが却って不自然なくらいだ。

 不自然なくらいに自然体な二人を黙ってみつめていると、佐喜彦さんがミラーを介して僕に気づいた。


「ああ、ごめんね。好き勝手に喋っちゃってて。」

 気を配って、まずは置き去りにしてしまった短時間を謝る。


「僕は藤代(ふじしろ)佐喜彦(さきひこ)。あらためまして、道中、よろしくね。」


 続けて、忘れていた自己紹介を簡潔にしてくれた。イヨさんが呼んでいたから、勝手に脳内で「佐喜彦さん」と呼ばせてもらっていたけれど、そうか、藤代っていうのか。

 ……なんて呼ぼう。きらきらして年齢不詳ではあるけど、結構年上っぽいし……


「苗字でも名前でも、好きに呼んでくれて構わないよ。」


 エスパーかよ。このキラキラ人は。



「皆口くん、だったっけ?」

 佐喜彦さんは相手を僕に切り替えて、滑らかな会話を臨んでくる。

 人懐こい年上、という目新しい生き物に、安堵と恐縮の入り混じった妙な心持ちで、僕は挑んだ。


「は、はい、」

「下のなまえは?」

 ……なんか、デジャヴだな。


(あさひ)、です。」

 この流れだと、次は確か……


「旭くんの恋人って、どんな子?」

 ほら。やっぱりこういう話題になるんだ。

 僕はミラー越しの視線をイヨさんに移し、無言で助けを求めた。


「育ちの良さそうなお嬢さんよ。かなり個性的な身なりだったけど。」


 さすが曲者。イチノセイヨ。いとも容易く裏切ってくれる。

 彼女の発言と彼の言動がもたらす車内の雰囲気に、この道中が実に和やかで、めんどうくさい旅になるであろうと察した。


「へえ。僕はまた、星史がきみの恋人だと思ってたよ。」

「あなたは……またそういう、」

「だって、あの子に友だちだよ? まだ恋人のほうが現実味あるじゃないか。」


 ねーよ。いや、ねーよ。

 内心では即答したものの、ぐっと堪えた。

「いや、その、電話の相手は、違うんです、」

 とりあえず雨宮の存在にだけ触れることで、不名誉な疑惑を回避する。


「電話のお相手、さっきの眼鏡の子じゃないの?」

 からかい混じりの佐喜彦さんに比べ、イヨさんは幾分真面目なトーンで聞いてくる。彼女の態度は僕の対応までも、いくぶん、真面目にさせた。


「えっと、いえ……そいつではあるんですけど、別に、恋人とかでは……」

 恋人の可能性を否定しつつ、頭の中までまじめに、半強制的に考え込む。


 ミラー越しに真顔で返答を待つイヨさんと、好奇心を隠そうともしない佐喜彦さんの視線に、身じろいだ。


 恋人だなんて滅相もない。恋人()()の域でさえない。

 いや……そもそも、何なのだろう。


 久しく、自分の悪い癖を実感した。


 無駄に考えてしまう。答えの見当たらない疑問を膨らませる。

 真面目と化した僕は、膨れ上がった疑問に追い込まれてゆく。



「何なん……ですかね、」


 逃げ場を失って、つい、言葉を吐いてしまった。



「あいつら二人って、俺にとって、なんなのか……正直、わかってなくて、自分でも。」



 和やかだった車内が僅かに澱んだ。すみません、と、その場しのぎの謝罪を挟む。



 今更になって何を悩んでいるのだろう。考え込むばかりで、明確な答えを出せない自分に嫌気がさした。


 数えるほどしか会ったことのない人の協力を得て、初対面の人が運転する車に乗って、平日の真夜中に、知らない土地を目指している。

 勢いとはいえここまでしておいて、その目的である星史と、きっかけとなった雨宮が、自分の何であるのか胸を張って説明できない。


 あげく、関係を尋ねられた相手に、その答えを求めている。


 どうしようもない。


「実際、友だちですら、ないかもしれないし……星史、おれたちに、……東京離れるってのも、教えてくれなかった、から。」


 すみません。ばかみたいに、もう一度謝罪を挟んだ。



「そ、それより、」

 僕の答えが出る出ないなんてこの際どうでもいい。とにかく、今はこの場の空気を浄化しなければ。

「お二人こそ、その、どういった……ご関係で?」

 澱ませてしまった責任感から、話の方向転換を試みようと、質問し返した。



「親族。」

 イヨさんが即答する。



「あはは。おおまかー。」

 佐喜彦さんが破顔する。

 しかしせっかく上がった笑い声は、車内を浄化なんてしてくれなかった。

 イヨさんが発した「親族」の一言には、明らかに触れてはいけない棘が、無数に生えていたのだ。

 愉しそうにする佐喜彦さんとは正反対に……だなんて、今さらすぎる対照的な二人だけれど、そこを差し引いたとしても、今の彼女は冷淡すぎる。


「一番適切なのは、叔父と姪、かな?」


「親族。」


 佐喜彦さんが曖昧な詳細を添えると、イヨさんの棘が更に増えた。

 「し」「ん」「ぞ」「く」の音がそれぞれ有刺鉄線みたいに、「親族」以外の関係性を許さない。当然、僕はそれ以上の詮索を慎んだ。

 浄化に失敗した車内で、佐喜彦さんだけがくすくす笑う。


「旭くん、」

 後部座席で身を小さくしていると、彼は穏やかに口を開いてきた。



「ちょっとこじれた人たちって、結構いるものなんだよ。家族内でも、他人同士でもね。」


 ミラー越しに合った視線は、薄闇のなかでも、やっぱり、きらきらだ。



「きみと、星史と、彼女だって、例外じゃないさ。」



 錯覚、してしまうな。

 声も、ことばも、きらきらしているように、感じる。うまくは言えないけれど、直視を躊躇わせる彼には、そんな魔力があるように思えた。



「きみたちの関係が、きみたちだけのかたちで、不満がることなんてないよ。」





「ほんとう、きもち悪いのよね、このひと。」


 そっぽを向いて窓淵に肘をついていたイヨさんが、棘の無い声で言う。



 なるほど、きもちわるい……か。

 きもち悪いのか、このキラキラ人は。


 佐喜彦さんには申し訳ないけれど、即納得した事実がばれないよう、お辞儀のふりをして視線を伏せた。

 容赦ないよね、依世は。と、事も無げに佐喜彦さんは笑う。


 尚もきらきらする、このきもち悪い彼が、正直嫌いじゃない。というのが、僕の素直な感想だった。



 気づけば、空気は澄んでいた。



 安定した運転の、上質なシートの上で、睡魔が限界に達した僕の意識は、高速にのって間もなく、しずかに飛んだ。







 ―――――……、



 たぶん眠っていた。

 これは、夢だ。たぶん。



 いつぶりだろう、この感覚。

 いつもならここで聞こえるはずなんだ。

 目の奥で鳴り響く、母の声。もしくは、感触の無い抱擁。

 どちらにしたってうるさい、母の愛。


 だけど、無いんだ。


 見渡しても見渡しても、目を見開いても凝らしても、耳をすませても神経を研ぎ澄ましても、どこにも母が居ない。

 音の無い世界で、色の無いどこかで、僕は立ち竦んでいた。



「『あさひくん』、」



 女の人の声がした。甘ったるい無邪気な声だ。


「……あんたは……」


 振り向いた先で微笑む、透明感。

 澄んだ瞳と透きとおった肌が、眩むほどに美しい。

 この女は、



「やっぱり。あさひくん、なんだね。」



 名塚月乃。



 こわばる僕を前に、彼女は目尻を下げて朗らかに笑う。


「ふふ。すごい。(あきら)ちゃんの面影、あるんだもん。」


 無邪気なしぐさに戦慄が走った。

 白くて白くて、見えなくなるほどの透明感に絶望する。思い知らされる。



 この女が、星史を産んだのだと。




「……ごめんね、あさひくん。」

 名塚月乃は唐突に表情を鎮めて、身に覚えのない謝罪をしてきた。

 僕はこわばったまま、口を結んだ。


「あなたにも、陽ちゃんにも、迷惑、いっぱいかけたよね。」


 嘘偽りのかけらもない罪悪感を携えて、母と僕を呼ぶ。慈愛に満ちた瞳に僕を映す。

 はてしなく透明色の彼女が暗闇に(とも)る。


 一歩、一歩、僕へ歩み寄る。


 白くたおやかな腕を、僕へ差し伸べる。



「……ごめんなさい。」





 ……ちがう


 違う……だろうが


 このゴミクズ女が




 触れてしまう直前で、僕は彼女の手を撥ね退けた。

 ありったけの敵意をこめて睨みつける。



 おまえが謝る相手は、僕でも、皆口陽でもないだろうが




「……どうして愛してくれなかったんだ、」




 何も無い世界で叫んだ。

 はちきれんばかりの憎しみをぶちまけた。



 どうして星史を捨てた? どうして夫を殺した?

 どうして死に逃げた?

 産んだんだろ? 自分で選んだんだろ?

 だったら責任とれよ

 母親が父親を殺して 産み捨てられて

 遺された末がどんな未来(もの)かくらい わかっていたはずだろう?

 星史の……子どもの未来を どうして考えなかったんだ

 おまえにとって星史はなんだったんだ

 どうして星史は生まれてきたんだ

 どうして母であるおまえが 星史を愛さなかった



 どうして愛してくれなかったんだ




 夢なんて舞台は無常だ。

 叫び声は撥ね返らず響きもしない。ただ闇に吸収される。

 怒りも叱咤も、あっけなく静寂に溶けた。



「愛してたよ?」



 鎮まった世界で名塚月乃は呟く。


「優先順位が、違っただけ。」


 甘ったるい声は、僕の叱咤と同じ威力で爪痕を残し、同じ速度で静寂に溶ける。

 名塚月乃という存在に打ちのめされる。


 彼女はおもむろに下腹部に手を置き、胎を撫でた。



「あなたの言うとおりだよ。わたしは、選んだの。」


 しぐさに相反した、母性の見当たらない声が、甘くやわらかく僕に圧し掛かる。



 わたしね 世界で一番 誰よりも

 (さとる)くんが大好きなの

 認めさせたかったの

 誰にもわたしたちを 引き裂けないって



「それが、『わたしと暁くん』、だったから。」




 やめろ


 やめてくれ


 その(かお)で 声で


 そんなことを言うな



 認めるものか。認められるものか。

 おまえの主張も理想も美学も人生も選択も、存在そのものも。

 認めるものか。受け容れるものか。

 否定してやる。

 名塚月乃なんて存在しない。


 名塚星史なんて存在しない。


 俺の、この世で限りなく近いあいつは、

 仲村星史だけだ。




「それでいいの。」


 胎を撫でていた手が、振り子のようにおりる。


「わたしなんていない。どこにもいない。それでいいの。」


 闇のなかで、ゴミクズが燈りやがる。



「『(あなた)星史(セージ)』の中に、わたしなんていないの。」



 透明色に笑いやがる。



「……じゃあ、とっとと消えやがれ。……消えてくれ。」



 怒りよりも、望んだ。叱咤が懇願に変わりゆく。


 手厳しいなあ、と、名塚月乃は甘ったるい笑顔を溢した。



「さいごに、ひとつだけ身内面させて。」



 なんだよ、身内ヅラって。朗らかに首を傾げるゴミクズに、僕は眉をひそめた。


「わたしにしか出来ない、最初で最後の、忠告。」


 反吐が出るのもいいところだったけれど、応じた。どうせ夢の中だ。これ以上虫唾を走らせるようなら、強制的に目を覚ましてしまえばいい。僕の夢なのだから、そのくらい造作もないだろう。……たぶん。

 腑に落ちない表情で黙って忠告とやらを待つ僕に、名塚月乃は瞼を伏せ、再び視線を上げると同時に、口を開いた。



「あなたがわたしを否定するなら、悪と見るなら、望まないのなら、……()()()が近くに居るって、気づいて。」



 ……名塚月乃(おまえ)が? 近く……に?



 名塚月乃が、しずかに、確と頷く。



 ()()()はわたしになる

 わたしに なろうとしている

 これまでの誰よりも わたしに近づいている



「あの子は、あなたを不幸にしかしないよ。」





 ……―――――





「――――……くん……旭くん、」


 佐喜彦さんの声で現実に気づいた。ついでに、車が公道を走っていることにも。眠りにおちる直前には高速だったわけだから、つまり……


「そろそろ着くわよ。」


 やはりそうか。イヨさんからの呼びかけと、明け方の白んだ景色に納得する。

 絶対に東京じゃないと察した。田舎、と呼ぶには失礼な程度に建物や民家が並んでいるが、それ以上に田んぼの存在感が大きい。遠くのほうには、薄っすら雪化粧をした山々が連なっている。すれ違う車が、極端に少ない。

 ついたんだな、新潟に。

 星史のいる町に。


 ……ってことは、僕は推定四時間以上、ぶっ通しで寝ていたわけか。僕のために協力してくれた二人を差し置いて。


「はい、これ。冷めちゃってるけど、よかったら飲んで。」

 差し出された缶コーヒーは熱くも冷たくもなくて、時間の経過を物語っていた。



 常温のコーヒーを喉に通しながら、彼女との夢の世界を思い出す。

 ……クソ、あの女め。

 夢見の悪さと、自分の不甲斐なさをごちゃ混ぜに、対峙していた彼女へ毒つく。

 強制的に目覚めてやろうと思ったのに、強制的に覚まされるとは。


 頭が鮮明になればなるほどに、記憶が薄れてゆく。夢なんてそんなものだ。もとより、考えたくもないし、あんな奴のことなんざ。


 ……何か言われたのだけは、確かなんだけど。


 名塚月乃との一連を思い出せないまま、車は知らない町を走り続けた。

 案外、海って見えないんだな。それに、想像してたより寒くない。初上陸の新潟にのんきな感想を浮かべながら、田園風景を見渡した。


(こういう地方(ところ)、星史には似合わないな……)


 重大イベント前にして、のんきにしかなれなかった。

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― 新着の感想 ―
[一言] クライマックス、って感じで盛り上がってきましたね。 しかも夢の中での月乃さんとの対話の演出は秀逸ですね。 >「あの子は、あなたを不幸にしかしないよ。」 誰の事を云ってるか、多分分かったw…
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