前編
私の名前は佐藤華子!成績優秀スポーツ万能とは縁はないけど、元気な普通の高校二年生!そんな私、最近好きな人が出来ました!それこそ成績優秀スポーツ万能でしかもイケメン!彼の名前は今井太郎。でも私、どうやって彼にアピールすればいいかわからないの……。だって恋したのなんて初めてなんだもんっ!だからさっき、お友達に本を借りてきたの!名前は高橋瞳ちゃん。その子彼氏が10人もいるんだって!すごいでしょ?!よーし、この本で私も、彼にアピールして、絶対彼氏にするんだからっ!
1.恋には押し引きが大事!
押し?引き?どういうことだろう?まぁいいや!とりあえず私が思ったのを試してみよう!
「ねぇ、太郎君。ちょっと立ってくれる?」
「どうしたんだい?華子さん。」
”グッ”
「おわっ!」
”ドンッ”
「わあぁぁぁっ!」
”ガタガタガタ!ガシャーーン!”
「おい!何やってんだよ華子!大丈夫か?太郎!」
……?何かおかしいことしちゃったかな……?
2.彼と目が合ったらとにかく笑顔
そうだよね!とにかく私への印象を良くしないと!
「ねぇねぇ、さっきから華子ちゃん何やってるんだろうね……。」
「太郎君のこと見てるのかな……?さすがにのぞき込みすぎだし、ガン見しすぎじゃない?」
「……目が合わない……。」
3.彼の行動範囲をリサーチ!
よし!さっそく今日の放課後彼の後をついて行ってみよう!
「……何か、さっきから華子さんに後をつけられてるような気がする……。華子さんの家こっちじゃないよね?授業中もすっごい見てきてたし、今も僕が後ろを見たら電柱に隠れたし、すごく怖いんだけど……。」
「あれ、太郎君の歩くスピードが速くなった、どうしたんだろう……。」
そして私は家に帰って来た。
「はぁ〜。今日1日で色々試したけど、本当に効果あったのかな〜…。」
"プルルルルル"
「あっ!太郎君からだ!もしもし?ー 」
「あ、華子さん?いきなり電話かけてしまってごめん。…ちょっと話があるんだ。明日の放課後、校舎裏に来てくれないか?」
「う、うん!わかった!」
佐藤華子、高校2生。何やら嫌な予感がします…!
後編に続く




