No.3
認めてもらえたのはいいとして俺はまだウィンドフェンリルに自己紹介すらしていないことに気がついた。
「そういえばまずは自己紹介からだな 俺は霧野 悠 悠って呼んでくれ」
「了解した。シュウだな 我のことは、まぁなんとでも呼んでくれ」
「オッケー じゃあ…ウィルで 宜しくなウィル」
「まぁいいだろう 宜しく頼む シュウよ」
よしこれで呼び方は決まった 。次は俺のことをもう少しウィルに説明しなくては、ここで俺は今までの成り行きを話した。
「ほう、シュウは他の世界からこちらの世界に来てまだこちらのことがよくわかっていないと、そしてこっちでは何がしたいんだ?」
「そうだなぁ 俺はこっちではいろんなところを見て回りたいなぁ 今まで見たことのないものがきっといっぱいあるだろうし」
「そうか ならこの世界について軽く説明しておこう」
俺が受けた説明はこうだ
此処はアルリアス大陸と呼ばれる土地で 今いる場所は大陸の東にあるノットの森と呼ばれる初心者の冒険者がよく来る狩場らしい これから先旅をするなら冒険者になることを勧められた。そしてこの森が初心者の狩場だということは、近くに冒険者組合があるそこで登録を済ませよう という話になった