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しるし2(詩集)

あいそんぐ

作者: さゆみ


なんだか愛はまっすぐがわからなくて

なんだか私はきっと歪んでいるから

なんだか哀に逃げ出したくなる


歓びは愛ではなくて

私の中では寧ろ哀で

泣くほうが正しくて

君を深く恋してる

ぎゅとあいしてる


まるで春みたいに不安定に咲き

薄い空を突く小鳥のように

可笑しくて悲しくて

辿り着いた水色も寂しくて

鮮やかな花が裏切るように


雷雨のあとに雹が降って

躊躇いがちな空に虹をみた

ただ美しいものなんてなくて

嫉妬や裏切りや憎悪に塗れて

私は君を傷だらけにしてしまう


なんだか愛はまっすぐがわからなくて

なんだか私はきっと歪んでいるから

なんだか哀に逃げ出したくなる


君を深く恋してる

ぎゅとあいしてる

ひとりよがりの哀

抱きしめあいたい






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