あいそんぐ
なんだか愛はまっすぐがわからなくて
なんだか私はきっと歪んでいるから
なんだか哀に逃げ出したくなる
歓びは愛ではなくて
私の中では寧ろ哀で
泣くほうが正しくて
君を深く恋してる
ぎゅとあいしてる
まるで春みたいに不安定に咲き
薄い空を突く小鳥のように
可笑しくて悲しくて
辿り着いた水色も寂しくて
鮮やかな花が裏切るように
雷雨のあとに雹が降って
躊躇いがちな空に虹をみた
ただ美しいものなんてなくて
嫉妬や裏切りや憎悪に塗れて
私は君を傷だらけにしてしまう
なんだか愛はまっすぐがわからなくて
なんだか私はきっと歪んでいるから
なんだか哀に逃げ出したくなる
君を深く恋してる
ぎゅとあいしてる
ひとりよがりの哀
抱きしめあいたい