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科学的な考え方とは言っても、単純な疑問が大切です

作者: 宮沢弘

 しばらく前に個人のblogの方で「この太陽系の太陽は何世代目か」とか、その前に使ってたblogのサービスの方でSETIが電波を観測していても「アナログ→デジタル→時分割→スペクトル拡散」とかなったら見つけられるものなのかなぁとか書いたことがあります。

 比較的最近、前者については地球ドラマチックで言ったりとか、後者については先日のモーガン・フリーマンの番組でミチオ・カクが言ってたりとかしました。(なお、モーガン・フリーマンの番組では、DNAに宇宙人からのメッセージが埋め込まれているというアイディアも紹介していました。これはかなり古くからあるアイディアです。スター・トレック: The Next Generationでもそういうネタがありました。)

 どちらも単純な疑問です

 太陽系の太陽は、blogの方では単純計算で2世代目と想定していました。番組では3世代目か4世代目と言っていました。電波の方は、そういうわけだから単純に見つかると思ってたらムリだろうねということを言っていました。


(ちょっと単純な疑問をもう一つ書いておきます。第一世代の恒星はどういうものだったのでしょうか? また銀河の中心にはブラック・ホールがあると考えられています。そうだとしたらその起源は何だったのでしょうか? 第一世代の恒星は単純にやたらデカかったかもしれません。あるいは単純に密集していたかも。もしかしたら第一世代の恒星や恒星の集まりが銀河の中心のブラック・ホールの起源なのかもしれません。)


 「SFってなんなんだろう?」シリーズとかで科学的な考え方とか、科学的な考え方をエクトラポレートせよとか書いていました。このあたりを難しく考えている方もおられるだろうなぁと思い、何か簡単な例はないかなぁと思っていました。それで「あぁ、そういえばこんなこと書いていたし、放送もされてた」ということに考えが繋がったのが上の2つの例です。


 科学的な考え方というのは、相対性理論がどうとか、量子力学がどうとか、そういう面倒な話には限りません。むしろ、とても基本的とも言える疑問こそが手がかりになります。

 そこで思ったのが、困ったことにそういう基本的な疑問に目が行くには、ある程度科学を知っている必要があるのかもしれないということです。そして、そういう基本的な疑問から話を発展させるには、やはり科学的な知識が必要かもしれません。ですが、そういう基本的な疑問の方が応用が効くかもしれません。

 科学を魔法のようなものとか、理解が難しいものと思っていると、単純な疑問に気づかないかもしれません。

 ですけど、科学を勉強するのは大して難しい話ではありません。ちゃんとした科学雑誌を毎月読むだけで大丈夫です。しばらくは「何を言っているのか」と思われるかもしれません。ですが、たぶん数ヶ月で慣れます。


 あと、しばらく前に人に「言語は有標と無標のいくつもの組み合わせである」という事を言ったことがあります。これは情報理論から当たり前に言えることです。私としては当たり前すぎる事柄です。でも、これも先日のモーガン・フリーマンの番組で似たような話が出ていました。


 こう書いていて、「いくつもアイディアを捨ててるなぁ」と少し自己嫌悪になりますが。


 こういう当たり前すぎることに疑問を持ってみるということから始めたらどうだろうと思います。そして科学雑誌も購読する。これだけで科学と科学的な考え方とがすぐに身につくと思います。

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