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冒険者登録出来たよ

「それとステータスとジョブが必要とお聞きしましたが

 どう見せれば良いんですか?」


受付嬢に向かって聞いてみる


受付嬢は半泣きの顔で


「それについては必要ありません」


そらそうだろ、無くてもできるのが冒険者なんだし


「なら、なんで必要と言ったんですか?

 登録させたく無かったんですか?

 見てくれだけで判断できるんですか?」


受付嬢泣いてるし、泣いて済むと思うなよ

泣いて済むのは子供だけだ


受付に5人くらい居るけど、みんな俯いてチラチラと様子伺いしてる

肩を震わせている子もいるので仲間が泣いているのが悲しいのかと

見ていると笑ってるんだ

笑いを隠すために必死で耐えてる


すると奥の方から怖そうな人が出てきた


「悪いがそれくらいにしてくれんか

 話は奥でも聞こえたが登録出来るからそれで引いてくれ」


おいおい俺は悪者か、クレーマかよ


「すみませんがね、登録は誰でも出来るはずなのに

 制限つけたのはそちらでしょ?

 私のどこに非があるんですか?


怖そうな人は


「この子は受付もしているが冒険者としても活躍している

 アンタを見て危ないと思ったから制限したんだと思う

 まあ、老婆心ってやつだ

 アンタを見てるとウサギ1匹倒せそうも無いからな」


あ、確かにそうだなウサギ殺したく無いよな

あいつら暖かいし可愛いしな

まあ、しょうがないか


「解りました、では冒険者登録は出来たと理解して良いんですね」


「おう、それは俺の責任できちんと済ましておく

 これ以上問題を起こさなければな」


「一つ訂正させて頂きますが、問題はそちらから起こしたもので

 私が起こしたものではありませんよ、そこは間違えないで下さい」


苦虫を噛み潰したような顔をしながら怖そうな男は


「俺は冒険者組合の組合長をしているローゼンという

 君の名は、えっとハジメでいいのか?」


「ええ、ハジメで結構です、それでは登録証はいつくればいいですか?」


「夕方までには出来てるからそれ位に来てくれ」


「では、夕方に来ますのでよろしくお願いします」


やれやれ、登録するのにどんだけ時間が掛かるんだよ


街をブラつきながら時間を潰して、再度組合へ行くと

違う子が登録証を持って来てくれた


「これがハジメさんの登録証です

 初回は無料ですが無くされると再登録に費用が掛かりますご注意くださいね

 それとクエストは本日から受けることが出来ます

 ハジメさんは初期登録ですのでクラスは最低のFになります

 F以外のクエストは上級者が居ないと受けれませんので

 不明な点はありますか?」


「いえ、登録時に読まされた紙に書いてあるのを理解しましたので

 大丈夫ですよ、有難う御座います」


登録証を受け取ってクエストが掲示されている箇所へ行ってみると

ウサギ狩り、狐狩り、タヌキ狩りがある

これは出来んなぁとさらに見てると薬草採取があった


横に薬草図鑑があり、それで確認して薬草を集めるらしい

薬草採取は見つけにくく、数が少ない為常時募集があり

安定した収入になりそうだ


「薬草採取のクエストをお願いします」


受付にクエストの紙を持って行くと


「はい、森に近づくと危険な動物が出ますので注意して下さいね」


と言われ、受理された


ヒャッホー冒険者になったぜ!

定番薬草採取開始だ

 



初めて評価ポイントとブックマークを頂きました

有難う御座います

仕事の合間に書いてますので不定期になりますがよろしくお願いします


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