街へ行こうと思う
森の中をトボトボと歩いている
人の住む街へ行こうと思い立ち移動を開始した
確かに俺は1人で歩いている
が、首には白蛇が巻き付いてるし、シロクマ、白狼は付いてきてるし
その後ろには森中の動物達が歩いてついて来てる
あのなお前ら、これから俺は街へ行くんだ
街には人が沢山いるんだぞ、お前ら狩られてしまうんだぞ
「主様、皆別れが辛くてついて来ているのです」
「我らは街に入れませんが、せめて白狼だけでもお連れいただければ
ご安全かと存じます」
お前らの気持ちはわかった
しかしだな、どんな街か解らないのに白狼も連れて行けないだろう
よし、ここは命令だな
お前らついて来るんじゃねえ
ある程度の様子を見て必ず森に帰って来る
だから、心配せず森に帰るんだ
しょんぼりしながら白蛇が
「主様、しからば我ら森へ帰ります
必ずお戻り頂けますようお願い致します」
うん、心配すんな
森のはずれまで来て俺たちは分かれた
姿が見えなくなるまで見送った動物達は尾を垂らし、しょんぼりしながら森へ帰る
白蛇が梟を呼びつけ、
何か指示を与えている
理解したのか梟は街の方へ飛んで行った
白蛇はシロクマに巻き付き、森へと帰って行った
森から離れて、道らしきものを見つけて喜ぶ俺
どんな街なのか、どんな人が居るんだろ、綺麗なねーちゃん居るのかな
入りんな事を考えながら進んでいると、木で作った門が見えてきた
槍の様な物を持った人が2人立っている
待て、言葉は如何なってるんだろ?
俺は日本語しか話せないぞ
立ち止まって考えてると警備の男が俺に気づいたらしく
こっちへ走って来る
「おい、貴様どこから来た!」
へ、こいつ日本語じゃねえか
なんとかなるか
「いあ、どっからって森の方から来ました」
「見ればわかる、森の中から来たのか
それとも森の向こうの村から来たのか?」
先の尖った槍を見ながら
「あ、森の向こうにある村から来ました
街には仕事があるそうなんで、出稼ぎに」
我ながらよく出まかせを言える物だと思いながら返事する
「そうか、森の中には恐ろしい、熊や狼が出るから
我々がこうやって門番をしている
もうすぐ日が暮れるから早く街に入りなさい」
ああ、恐ろしい熊や狼ね
あいつら腹出して転がってるぞ
「ところでお聞きするんですがこの街には仕事とかありますかね?」
「んー貴様のジョブは何なのかわからんが、適正があれば仕事はあるだろう」
「結構歳は食ってる気がするが、ジョブはわかってるんだろ?」
ジョブって何だろ、何となく判るような気がするが
「すみません、田舎の村なんで分からないことが多いんですが
ジョブってのは如何やったら判るんですか?」
「貴様、自分のステータスの見方も判らんのか
司祭様がジョブの発現や指導をしてくれるだろう
まさか、貴様余程田舎の村から来たのか?」
「すいません、10日程歩いてここに着いたんですが
司祭様ってのは見た事ないです」




