表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/83

動物達は仲間

蛇がしゃべってんの?

神気って何なの?

頭の周りは?だらけなんだろうなぁ


狼の仔がそっと近づいてきて頭を下げる

何だこれは、撫でて欲しいのか?と犬の様に

頭を撫で、背中を摩ると母親らしい狼が腹を見せて転がり始める

狼の仔は白く光始め光の中から体毛が白くなった狼が現れた


熊の仔も撫でて欲しそうに近ずいて来る

仕方ないのでこれも同じように撫でてやると

やはり白く光始め、シロクマになりやがった


「主様、この様な‘お力‘、有難う御座います

 我等一同心よりの感謝を致します」


白くなった狼と熊が足元に伏せて話しかける


だから何なの?

触っただけで白くなったり話出したり


蛇に向かって声を掛けようとすると


「主様のお力によりこの2匹は進化致しました

 これよりはこの2匹が主様の元に付き従いお世話させて頂きとう御座います」

「森の動物達の守護者に栄光あれ」


さらに増えてた動物達に囲まれて頭を抱えてる俺だった


まあ、つまりだな。動物達と話が出来て従ってくれるらしい

喰われなくなっただけよしとするか

しかし森の中で動物に囲まれて家も無いおっさんてどう生きて行くんだろ


あれから3日経った

俺のソーラー時計は完璧に動いてるぜ、へっ

腹が減らねえんだわ

喉の渇きはある様な気がするが腹は減らねえ


森の小川で水を飲んでみるけど

いくら飲んでもションベンにならないウンチも出ない

便秘じゃねえよ

食欲が無いんだよ、死んでいろんな事があって

食欲が無いのかなって思ってました


でもね、俺元気なの何で?


それから5日

痩せもしない、普通一週間喰わねえと衰弱すんじゃねえの?

痩せるよね腹減るよね死んじゃうよね

あ、死んでるんだった え、生きてるの?どっち?


あのダメ神ズの話だと生き返らせるだったんじゃなく転生させる

感じだったから、同じ身体のままで違う世界に生き返ったが正解なのかな

つう事は生きてるだ俺

腹が減らねえ

こうゆう時は蛇頼みだな


蛇ちゃんや

何で俺腹減らないの?生きてんの?


「主様、解りません」

「ただ、予想ですが主様はこの世界の全てでありますので

 食事は必要無いのかと思われます」


俺は仙人になったのか

まあ、喰わんでも死なないなら便利かもな

ウンチしないなら紙の心配しなくて良いし付いて回って喜んでる

熊や狼にケツ見せなくて良いしな


ただな、首に巻き付いて話しかけるお前は如何なの?蛇ちゃん


「あ、いや首の周りが温かくてですね

 つい巻き付いてしまうのです」


白蛇が顔を赤くして恥ずかしがる姿なんて見たのは、俺だけなんだろうなぁ


俺の周りで遊んでる栗鼠やウサギなんか捕まえて食ってしまうのは

流石に嫌だし喰わない選択があるのならその方がいいか


でもちょっと聞いてみる


あのさ、お前達はお互い食い喰われする筈だがここに居て大丈夫なの?


「主様、我々は確かに食い喰われするのですが、これは神がお決めになった事

 力あるものが力なきものを食う事は摂理であります

 ただ、人の様に必要以外に殺したりしません

 生きる為に殺すのであり、死んだものは生きるものの糧となるのです

 そして主様のお近くにいる場合は、殺し合いは致しません」


んじゃ、俺がウサギ食いてえなぁってなったら如何すんの?


「ご心配は無用です、ウサギは喜んでその身を主様に捧げるでしょう」


いあ、捧げて貰っても捌いて食えんし、血見るの怖いし

食生活についてはひとまず大丈夫そうだけど

衣類と住む所をなんとかしないとだよなぁ


幸い雨が降ってないから良いけど雨でも降ってきたら

ずぶ濡れだよ

服だって作業着のままのキタキリ雀だし


近くに人が住んでる所ってないのかって聞いたら

3日歩いた所に人が住んでる場所があるらしい



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ